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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-05-03 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:12120038

新・歴史民俗学シリーズ1 ―失われた神々の精神史―

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月11日(金)、 5月25日(金)、 6月 8日(金)、 6月22日(金)、 7月 6日(金)、 7月20日(金)、 8月 3日(金)、 8月中旬ごろ、 8月31日(金)、 9月14日(金)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
28,000円
定員
40
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
壊滅した故郷で、祭りが去年と変わらず行われているのを目の当たりにして、嬉しさに涙を流していた大震災被災者の方々の映像を見ました。ふるさとの神祭りは、こんな時でも私たちに、不思議な力を与えてくれるのでしょう。いや、こんな時代だからこそ、神話と祭りの世界が新たな力を携えて甦ってくるのかもしれません。日本の多様な神々への信仰とその祭り、そして神話・説話・民話の数々、それらは今も、暗闇からじっと私たち現代人が振り向くのを待っているような気がします。
全5シリーズ、延べ40回余りにわたって「日本の祭りと異形の神々シリーズ」を開講してきました。今回から新シリーズ「歴史民俗学シリーズ─(1) 失われた神々の精神史」を開始します。その第一回目として神話と祭りの両面から「日本の神々の本当の姿」を迫ってみることにしました。古代から中世、そして近世から現代へと歴史が移り、日本のもっとも中心的な神とされる「田の神」の本当の正体に、史料と伝承の両面から迫ろうと思います。

【特記事項】
●フィールドワークに関わる費用は別途実費

【講義概要】
第1回 5月11日(金) 歴史民俗学の方法と伝承
・歴史民俗学とはどんな学問か?
・アニメ映画「もののけ姫」に見る伝承と歴史
・演じられる神話、語られる祭り

第2回 5月25日(金) 古代信仰と神々の大系(1)
・「古事記」「日本書紀」に見る神々の大系
・神話と歴史と伝承と
・古代王権の神話

第3回 6月 8日(金) 神祇信仰と神々の大系(2)
・「風土記」を読む
・異端の神、小さな神
・追う男神と逃げる女神

第4回 6月22日(金) 新嘗考(1)
・ニヒナメ神話
・ニヒナメの原義
・新嘗祭の再発見

第5回 7月 6日(金) 新嘗考(2)
・大嘗祭の謎
・王権と祭り
・古代祭祀の継承と断絶

第6回 7月20日(金) 田の神考(1)
・田の神の祭り
・田の神と山の神
・イナダマ祭祀と田の神信仰とのズレ

第7回 8月 3日(金) 田の神考(2)
・エビスコウ
・訪れ神の手土産
・神は二度訪れる?

第8回 東京近郊での盆行事見学
★★ 日程未定・8月中旬を予定 ★★
毎回好評のフィールドワークです。今回は、東京都内から日帰りで往復できるお盆の行事を見学します。暑い盛りなので、体調を万全にしてご参加下さい。

第9回 8月31日(金) 祭りと神話の構造
・田の神と山の神
・民俗神と自然神
・盆と神送り

第10回 9月14日(金) 田の神考の可能性
・神迎えと神送り
・古代神の死と変容

★詳細・お申込みはコチラ>>[明治大学リバティアカデミーのページへ]

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 水谷 類
肩書き 明治大学文学部兼任講師
プロフィール 日本宗教史・文化史、および民俗学専攻。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。著書:『廟墓ラントウと現世浄土の思想』、『墓前祭祀と聖所のトポロジー』(雄山閣、2009年)、『中世の神社と祭り』(岩田書院、2010年刊)、『墓制・墓標研究の再構築―歴史・考古・民俗学の現場から―』(岩田書院、2010年刊)、『村落・宮座研究の継承と展開』(岩田書院、2011刊)。一宮制、神社と祭り、民間芸能者、遊行の宗教者などを研究対象としながら、日本人の精神世界の形成について考えています。

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