大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
コーチングは、相手の個性を効果的に触発し、自発的な行動を通じて自己成長を促す技術です。とくにコーチング基礎技法のひとつである「聴く技術」は、相手の気持ちや強みを引き出し、信頼関係を促進する上で大変有効です。これまではカウンセラーやサイコロジストの専門技術であったものです。またコーチングは、相手の主体性に働きかけ、不平や不満という負のエネルギーを建設的な力へ転化させるとともに、自分とは違う見方や考え方への対応力を向上させ、自己のリーダーシップの幅を広げます。このような特性から、コーチングは企画立案・目標達成・部下指導・問題解決を始め、スタッフの気持ちを巻き込む力として様々な組織で導入が進んでおります。
この講座は、コーチングの基礎を「実際に使用できる」スキルとして楽しく学習できるプログラムです。管理職層の方に限らず、専門職・教育関係者等のほか、実践的なヒューマンスキルの習得を希望される方々に大変有効です。なお、当講座を修了されると、日本コーチ連盟認定コーチ養成プログラム基礎課程の単位の一部に認定されます(欠席1回迄。開講後20分超の遅刻は欠席扱い。尚、いずれも受講は可)。詳細は、日本コーチ連盟(http://www.coachfederation.jp)にお問い合わせください。

【セミナーの特色】
この講座では、スタンフォード大学等の米国MBAコースで重視されている
「エニアグラム」技法を取り入れています。エニアグラムは米国政府機関でも利用され始めており、「個性的能力」を活用する技法として高い評価を得ています。

※講義の進行状況により、終了時間が20分程度延長する場合があります

【講義概要】
第1回 9月30日(金) コーチング入門 ─気持ちをつかみ潜在力を引き出す技術─
Coaching Foundation1「コーチング概論」 -コーチングって何?- コーチングは相互の感性と思考を活用するコミュニケーション技法です。通常のコミュニケーションとコーチングのコミュニケーションはどのように異なるのか?また、コーチングは専門技術としての独特のコミュニケーションの「型」を持っています。コーチング技能の構成要素とはどのようなもので、どのように機能するのかを体験的に学んでいきます。

第2回 10月 7日(金) コーチング入門 ─気持ちをつかみ潜在力を引き出す技術─
Coaching Foundation2「アクティブ・リスニング1、2」 -えっ、聞くことも技術だったんだ!- 相手が伝えようとしている本当の思いをどこまでキャッチできていますか?「訊く・聞く・聴く」、何がどう違うのか?無意識のうちに聞き流してしまう理由とは?相手の気持ちを受けとめ、相互理解と信頼関係を促す「聴く技術」を、実習を通じて感得します。

第3回 10月14日(金) コーチング入門 ─気持ちをつかみ潜在力を引き出す技術─
Coaching Foundation2「アクティブ・リスニング1、2」 -えっ、聞くことも技術だったんだ!- 相手が伝えようとしている本当の思いをどこまでキャッチできていますか?「訊く・聞く・聴く」、何がどう違うのか?無意識のうちに聞き流してしまう理由とは?相手の気持ちを受けとめ、相互理解と信頼関係を促す「聴く技術」を、実習を通じて感得します。

第4回 10月21日(金) コーチング入門 ─気持ちをつかみ潜在力を引き出す技術─
Coaching Foundation3「パーソナリティ1、2」 -自分の「フツウ」を押し付けていませんか?- あなたは自分固有の「反応」をご存知ですか?他者に知らず知らずのうちに与えている自分の印象や、自分では当たり前と思っている感じ方や考え方。「エニアグラム」の心理ワークを通じて自己の個性的な傾向を体験し、技能としての「共感力」を感得していきます。従来はムリ・苦手だった相手が、ちょっと関わってみたい対象に感じてくるかもしれません。

第5回 10月28日(金) コーチング入門 ─気持ちをつかみ潜在力を引き出す技術─
Coaching Foundation3「パーソナリティ1、2」 -自分の「フツウ」を押し付けていませんか?- あなたは自分固有の「反応」をご存知ですか?他者に知らず知らずのうちに与えている自分の印象や、自分では当たり前と思っている感じ方や考え方。「エニアグラム」の心理ワークを通じて自己の個性的な傾向を体験し、技能としての「共感力」を感得していきます。従来はムリ・苦手だった相手が、ちょっと関わってみたい対象に感じてくるかもしれません。

第6回 11月 4日(金) コーチング入門 ─気持ちをつかみ潜在力を引き出す技術─
Coaching Foundation4「スタート・ザ・コーチング」 -「違い」を活かしあう交流技能「コーチング」- コーチングは、「効果的な質問」を活用するコミュニケーションスキルです。「効果的な質問」とはどのようなものか?「疑問表現」と「質問表現」はどう違うのか?そして、コーチング学習者・既習者が陥りやすい質問技法の盲点とは何か?相手の個性に働きかけ「やらされ感」から「やってみよう」へと主体的な行動を促すコーチングフローを学びます。

【教材】
オリジナルレジュメ

名前	森山 展行
肩書き	日本コーチ連盟公認マスターコーチ
プロフィール	一般社団法人日本コーチ連盟理事長、コーチアカデミー学長。国際コーチ連盟認定コーチ養成プログラム修了。法政大学文学部哲学科卒業。 　コーチアカデミーのほか、大学の公開講座でもコーチングの教授・普及に努めている。2010年度においては、全国の少年院・少年鑑別所・刑務所の管理職（250名）を対象としたコーチングプログラムの主幹コーチとして招へいされた。