講座詳細情報
申し込み締切日:2011-04-29 / その他教養:日本史 / 学内講座コード:11160006
考古学から探る古代の住まい 第49回明治大学博物館公開講座「考古学ゼミナール」
- 開催日
- 5月 6日(金)、 5月13日(金)、 5月20日(金)、 5月27日(金)、 6月 3日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 18:00~20:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 5,500円
- 定員
- 150
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
「住まい」は人間の活動の中心にあり、生活に欠くことのできないものです。過去の遺跡から数多く発見される住居跡は、当時の人々のまさに日常生活のあり方を知る重要な手がかりです。しかし、よく報道や出版物で目にする竪穴住居跡などの写真からだけでは、具体的な住まいのイメージを描くのは難しいといえます。近年の遺跡調査や出土部材の研究の進展により、古代の人々の住まいのあり方がより鮮明になってきました。今回の考古学ゼミナールでは、旧石器時代の住まいの痕跡をスタートとして、縄文時代の敷石住居や弥生時代から古墳時代にかけての竪穴住居の様子、また当時のままパックされた古墳時代の住居や、各時代の遺跡から出土する建築部材から推定できる住まいの姿など、さまざまな角度から古代の住まいの様相に迫ります。
【特記事項】
※事情により、第4講の講師が石井克己氏から齋藤聡氏に変更になりました。
「住まい」は人間の活動の中心にあり、生活に欠くことのできないものです。過去の遺跡から数多く発見される住居跡は、当時の人々のまさに日常生活のあり方を知る重要な手がかりです。しかし、よく報道や出版物で目にする竪穴住居跡などの写真からだけでは、具体的な住まいのイメージを描くのは難しいといえます。近年の遺跡調査や出土部材の研究の進展により、古代の人々の住まいのあり方がより鮮明になってきました。今回の考古学ゼミナールでは、旧石器時代の住まいの痕跡をスタートとして、縄文時代の敷石住居や弥生時代から古墳時代にかけての竪穴住居の様子、また当時のままパックされた古墳時代の住居や、各時代の遺跡から出土する建築部材から推定できる住まいの姿など、さまざまな角度から古代の住まいの様相に迫ります。
【特記事項】
※事情により、第4講の講師が石井克己氏から齋藤聡氏に変更になりました。
備考
【教材】
レジュメ資料
レジュメ資料
講師陣
名前 | 安蒜 政雄 |
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肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 1946年千葉県生まれ。専門は旧石器時代の考古学。環日本海旧石器文化回廊およびオブシディアン・ロードという視点から、東アジアと日本列島の旧石器時代史を論じる。主な著書に『旧石器時代の日本列島史』(単著、学生社2010)、『考古学キーワード[改訂版]』(編著、有斐閣2002)、『住まいの考古学』(共著、学生社2007)、「日本旧石器時代の系譜」(『芹沢長介先生追悼 考古・民族・歴史学論叢』、六一書房2008)、「環日本海旧石器文化回廊とオブシディアン ・ロード」(『駿台史学』135、2009)ほか多数。 |
名前 | 山本 暉久 |
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肩書き | 昭和女子大学大学院教授 |
プロフィール | 1947年新潟県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。博士(文学)。1973年~2002年3月まで、神奈川県教育庁、神奈川県立埋蔵文化財センター、(財)かながわ考古学財団に勤務し、埋蔵文化財保護行政及び発掘調査に従事。2002年4月より現職。専門は、縄文時代文化の研究、とくに、敷石住居址や配石遺構の研究をテーマとしている。主な著書は『敷石住居址の研究』(六一書房 2002)、『柄鏡形(敷石)住居と縄文社会』(六一書房 2010)など。 |
名前 | 大村 直 |
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肩書き | 市原市教育委員会主査 |
プロフィール | 1958年静岡県生まれ。明治大学大学院博士課程前期修了。市立市川考古博物館をへて、1985年より市原市教育委員会にて学芸員として勤務。専門は弥生・古墳時代。おもに集落跡をテーマとする。主な著作に、「周辺地域における集団秩序と統合過程」(考古学研究56-4、2010)、『房総の考古学』(共編著、六一書房、2010)など。 |
名前 | 齋藤 聡 |
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肩書き | 財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団 |
プロフィール | 主任調査研究員 1966年群馬県生まれ。1989年、宇都宮大学教育学部卒業。群馬県内の公立小中学校教諭を経て、2001年から現職。国指定史跡・黒井峯遺跡を有する旧子持村(現:渋川市)を中心に、県内各地の発掘調査に従事する。主な論文に「縄文時代草創期後半における土器と石鏃の共伴関係」(『群埋文研究紀要』2009)、「古墳時代後期における集落とその周辺の景観」(同2010)など。 |
名前 | 宮本 長二郎 |
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肩書き | 別府大学客員教授 |
プロフィール | 1939年大阪府生まれ。横浜国立大学大学院修士課程修了、工学博士。専門は日本建築史。奈良文化財研究所、文化庁文化財保護部、東京国立文化財研究所、東北芸術工科大学教授を経て現職。元長野県文化財保護審議会委員。主な著書に『平城京』(草思社 1986)、『日本原始古代の住居建築』(中央公論美術出版 1996)、『原始・古代住居の復元』(日本の美術_420 2001)『出土建築部材が解く古代建築』(日本の美術_490 至文堂 2007)など多数。 |
名前 | 忽那 敬三 |
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肩書き | 明治大学博物館学芸員 |
プロフィール | 1975年静岡県生まれ。大阪大学大学院博士課程前期修了。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手を経て現職(考古部門担当)。埋葬に関わるモノや遺跡から、弥生・古墳時代の家族や祭祀のありかたを復元する研究に取り組む。主な著作に、「新収蔵の銅鐸」(『明治大学研究報告』12,2007)『王の埴輪-玉里舟塚古墳の埴輪群-』(2010)など。 |