大学公開講座のセカンドアカデミー

四季折々の植物から五感を刺激し、植物のある環境に身をゆだねることで気分転換、リラックス、ストレス解消、不安や痛み・疲労の軽減をもたらします。植物と共に過ごし季節や時間の感覚を取り戻し、植物を育てることから、役割の回復、自信、喜び、満足感や達成感を得て、適度な作業は身体機能の維持にもつながります。収穫し、調理、フラワーアレンジ、押し花、染色などに利用することで周囲とのコミュニケーションも増し、収穫物や加工品を販売したり人に差し上げることで社会とつながっていくきっかけにもなります。
このように植物や園芸作業を心身機能、また社会復帰や社会参加のリハビリテーションに活用するのが園芸療法です。
入門講座では4回にわたり基本的な考え方を学び、最終回には役割園芸（ロールプレイ）で実践体験もしてみましょう。

名前	澤田　みどり
肩書き	本学特任助教
プロフィール	さわだ　みどり　恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科特任助教。恵泉女学園大学園芸生活学科卒、上智社会福祉専門学校卒。NPO法人日本園芸療法研修会代表理事。日本園芸療法学会理事。淡路景観園芸学校非常勤講師など。日本人で最初に園芸療法を学ぶために米国に留学。