大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・日本の芸能や武術など、伝統的な日本人の所作である体幹(胴体)をねじらない「ナンバ」動作を学びます。
・「ナンバ歩き」「ナンバ動作」に秘められた滑らかな重心移動や、股関節の使い方、体幹の保持の仕方を、解剖学の知見を織り交ぜながら実習し、身に付けます。
・体に無理のない「ナンバ」の動きを、日常動作やスポーツ、武道などに取り入れ、実生活に活かせるようにします。

【講義概要】
この講座では、日本古来の体幹(=背骨)を捻らない・歪めない・折らない「ナンバ動作」を、解剖学の知見を交えながら学びます。「すり足」「抜き足・踏み足」などの歩きを中心に、「飛脚走り」「四股踏み」「蹲踞(そんきょ)」「端坐(=正座)」など、具体的な姿勢や動作のトレーニングで、滑らかで無理のない、体を痛めにくい動作を身に付けます。そして日常動作からスポーツ・武道など実生活へ応用できるようにしていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 4/14(土) 伝統芸能や武術の所作で「ナンバ姿勢」「ナンバ動作」を理解する
第2回 2018/ 4/21(土) 土台となる足指と股関節を理解する
第3回 2018/ 4/28(土) 大地を踏む「踏み足接地」で「ナンバ歩き」を身につける
第4回 2018/ 5/12(土) 大相撲の「四股」で、足腰の大元の股関節の動きを滑らかにする
第5回 2018/ 5/19(土) 体幹の中心「背骨」を動かして、背中の可動域を広げる
第6回 2018/ 5/26(土) 大腰筋や広背筋を動かして、体幹を整え、強くする
第7回 2018/ 6/ 2(土) 滑らかに楽々動くための「自分の重心位置」を見つける
第8回 2018/ 6/16(土) ゆっくり走る「駕籠かき走り」、長く走れる「飛脚走り」でナンバ走りを身につける
第9回 2018/ 6/23(土) 足裏から頭の先までの「骨で立つ」ことを知って、滑らかに動くためのナンバ姿勢を完成させる

【ご受講に際して】
◆トレーニングウェアやお手持ちの道着など、動きやすい服装でご参加ください。
◆ハンドタオルをご用意ください。
◆運動は裸足が適していますが、靴下や足袋を履いても受講できます。
◆施設の都合により、パンフレットの日程が変更となりました。変更前6月9日→変更後6月23日。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	中島 章夫
肩書き	動作術研究家、骨盤おこしトレーナー
プロフィール	1979年甲野善紀氏主宰の武術稽古研究会・松聲館入門。1994年から2003年まで甲野氏の公開稽古会「恵比寿稽古会」幹事。現在、動作術の会主宰。著書に『足指をにぎるだけで、腰とひざの痛みは消える!』(KKベストセラーズ)、DVDに「武術の稽古素材』、『技アリの動作術！』（共にBABジャパン）など。