大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
観光、仕事、留学など、韓国語=朝鮮語圏から日本にやって来る人々との様々な出会いの場で、とっさの一言が言え、ちょっとした手助けもできるよう、韓国語の使える表現を身につけます。2020年TOKYOオリンピック・パラリンピックでの韓国語ボランティア・ガイドも目標のひとつです。

【講義概要】
韓国語=朝鮮語の初級を学んだのに、実際の場面でまだあまり使ったことがない、…そういった方々向けの講座です。韓国からやってくる観光客や留学生等、多様な出会いの場で活用できる韓国語を実践的に練習していきます。
駅で切符が買えずに困っている人、道がわからず途方に暮れている人、誰かカメラのシャッターを押してくれないかなと思っている人たち、カウンターで日本語がわからず、注文できない人…そんなときに、韓国語でさりげなく声をかけることができたら、少しの勇気で、みんな幸せになれます。もちろん韓国語でうまく言えないときだってあるかもしれません。そんなとき何と言えばいいかまで、ちゃんと練習しましょう。出会いと出会いから始まる、韓国語がもたらしてくれる、一つ一つの小さな幸せを共にしたいものです。東京オリンピック・パラリンピックはもちろんですが、今でも韓国語圏からは1日に1万人以上が往来しています。一期一会、心で通い合う韓国語を目指しましょう。

【主な講義内容】
・全ては出会いから始まる:優しく温かく
・では行く先は ― 道や駅を案内する
・電話急げ ― スマートフォン、使えても使えなくても、ことばが要る
・食事だってことばから始まる:召し上がりたいものは
・神社とお寺はちょっと違いますよ ― 観光スポットが心交わるスポットに
・写真、撮りましょうか ― 歓びも美肌モードで撮りましょう
・これ、何階で売ってますか ― ショッピングもアイ・ショッピングも
・素敵な旅になりますように ― そして私たちの韓国語の旅も

【ご受講に際して】
◆韓国語 = 朝鮮語の初級程度を終えている方が対象です。文字の読み方や文法の基礎など、初級の事項は講座では学びません。秋学期のこの講座と重なるテーマでも、練習の内容が異なっています。秋学期からの継続履修も、今学期からの新たな履修も、いずれも可能です。安心してお越しください。日本語であれ、韓国語であれ、ボランティアの経験は必要ありません。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『韓国語をいかに学ぶか ――日本語話者のために』（平凡社新書）（980円）（ISBN:978-4582857375）
『日本語とハングル』（文春新書）（770円）（ISBN:978-4166609734）

名前	金 南听
肩書き	明治学院大学・東海大学講師
プロフィール	ソウル生まれ。東京外国語大学大学院博士前期課程修了。NHKラジオ『レベルアップハングル講座』(2014年)に出演。『きらきら韓国語』、『韓国語学習講座「凛」』などナレーターとしても活動。著書に『わかる、伝わる旅コトバ帳 ソウル』(成美堂出版)、共著に『起きてから寝るまで韓国語表現700』(アルク)などがある。