大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
韓国語= 朝鮮語への入門から、初級、中級をもめざすコースです。楽しくなければ、学習じゃない。話せなければ、言語学習じゃない。知的でなければ、面白くない! お一人でも、どこに行っても、一生学び続けることができる韓国語の〈構え〉と〈基礎〉を培います。ささ、ご一緒に楽しんでください! 韓国語の豊かで可能性に満ちた基礎を、びしーっとうち固めます。頭脳だけでなく、ちょっと胸も打ち震える、ことばの学びを。

【講義概要】
韓国語= 朝鮮語を1 年以上学び、中級に入って学習を継続する方々対象の、会話表現を核にした中級講座です。『Viva! 中級韓国語』の第7課から第10課程度までを中心に、補助教材を加えて、学びます。〈この韓国語はこういう意味だ、覚えよう〉と学ぶのではなく、〈こうした場面でこういうことを言いたいときには、韓国語で何と言うのか〉という姿勢で学びます。表現のための文法を知的につかみ取り、いかにも教科書的な「会話」ではなく、多様な場面で、文字通り実践的に〈話す〉ことを培います。テキストのリアルなCD も、大いに活用しましょう。CDはもちろん、講師も〈ソウルことば〉のネイティブ・スピーカー、韓国語教育、日韓対照言語学を専門としています。

【主な講義内容】
・中級への道程を振り返る ? 光速で復習
・新たなる出会いから ? 初級とひと味違う中級の出会い
・助言の表現についてご助言を
・もう一つの「…している」への道が「開かれている」
・「…しそうだ」「…したようだ」はちょっと「違うみたいだ」
・「こんなふうに勉強すればよかったのに」 ? 我ら、韓国語の勉強において後悔せず
・外来語を我等がことばとする秘伝 = これを知らずして、何を知る
・「するから」「するので」どう違う
・ 話しかけることばが優しいと、返って来ることばも優しいのだ ? ことわざを学び、ことわざを語り、ことわざに学ぶ人生
・ 韓国語でどう言ったらいいでしょう ? 韓国語で韓国語について尋ねる、これさえ身につければ、会話に怖いものなし、天下無敵の表現たち
・ おお、これぞ、以心伝心、一挙両得、先見の明、韓国語の故事成語に、韓国語のある嬉しい人生を知る

【ご受講に際して】
◆教室以外でも細かな時間を活用し、予習と復習を。教室の時間を何倍にも生かす絶対の方法です。短い時間でも、幾度も繰り返すのが、記憶に優しい!テキストは常時持ち歩きましょう。テキストの本文を写真に撮り、CD の音と一緒にスマートフォンに入れて、いつでも触れられるようにするのもいいですね。
◆参考図書『韓国語をいかに学ぶか』(平凡社新書)によって、学びの構えに触れておきましょう。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『Viva! 中級韓国語』（朝日出版社）（2，900円）（ISBN:978-4255002897）※各自書店でご購入ください。
参考図書
『韓国語教育論講座(第1巻)』（くろしお出版）（4，700円）（ISBN:978-4874243749）
『韓国語教育論講座(第2巻)』（くろしお出版）（5，800円）（ISBN:978-4874245668）
『韓国語教育論講座(第4巻)』（くろしお出版）（5，400円）（ISBN:978-4874244104）
『韓国語をいかに学ぶか ― 日本語話者のために』（平凡社新書）（980円）（ISBN:978-4582857375）
『ハングルの誕生 音(おん)から文字を創る』（平凡社新書）（980円）（ISBN:978-4582855234）
『日本語とハングル』（文春新書）（770円）（ISBN:978-4166609734）
『直訳を超える!絶妙のハングル』（NHK出版）（2，800円）（ISBN:978-4140394526）

名前	高 槿旭
肩書き	明治学院大学・上智大学講師
プロフィール	韓国ソウル生まれ。東京外国語大学大学院博士後期課程退学。専門分野は韓国語学。明治学院大学などで韓国語の講師を担当。