講座詳細情報
申し込み締切日:2020-10-24 / その他教養:自然科学・環境 / 学内講座コード:20AWK05
科学する楽しみ~我々の健康で快適な生活を支える水の役割と不思議について解説します
- 開催日
- 2020/10/31(土)
- 講座回数
- 4
- 時間
- 13:00~14:00、14:10~15:10、15:20~16:20、16:30~17:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,500円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座概要】
私たちの生命を支え、生活と密接に関係する水。東京理科大学ウォーターフロンティアサイエンス&テクノロジー研究センターは、この水の不思議を解明し水の高度利用をめざす研究を行っています。今回は、人の健康で快適な生活を支える身の回りの話題を「科学する楽しみ」について、第一線の研究者がやさしく解説します。
10/31(土)13:00~14:00
テーマ1 再生医療、関節機能維持
内容:人工組織構築と再生医療への応用
講師 大塚 英典
生体組織の一部が損傷し、外科手術が必要になったとき、切除後の自己再生が望めない場合には、移植治療が実施されます。移植に使用する組織としては、自家組織(患者本人の組織)が主流ですが、移植に使用される健常な組織は量的に限界があります。そこで、自家移植に代わる治療法として、生体外で患者本人の細胞を用いて人工的に組織を構築し、患部に移植する再生医療が注目を集めています。本講義では、組織再生法の現状と、具体例として細胞とバイオマテリアルの組み合わせによる人工的な軟骨組織再生について紹介します。さらに、軟骨再生用に開発した新たなハイドロゲルに関する私たちの研究についてお話しします。
10/31(土)14:10~15:10
テーマ2 界面に見られる非平衡での自己組織化
内容:味噌汁の中に現れる模様を科学する
講師 住野 豊
自己組織化とは雪の結晶や対流のロールのように、外部からの指示なしに自発的に構造が生み出されることを指します。中でも非平衡では散逸構造と呼ばれるダイナミックな時空間の構造が自己組織的に生み出されます。可変であり動き続ける模様という観点で考えると、我々生命もある種の散逸構造です。本講義では、お酒のグラスのふちに現れる模様、あるいは味噌汁の中に現れる模様など界面に関わる多様な散逸構造を実演し解説します。また、こうした散逸構造の発展系としての生命現象との関わりもお話しします。
10/31(土)15:20~16:20
テーマ3 トイレの科学
内容:トイレをキレイにする防汚・抗菌技術
講師 井須 紀文
トイレの一生(製造、運搬、廃棄)で使われるエネルギーを試算すると、4人家族が1年間にトイレで使うエネルギー(電気の他に上水・下水の処理に必要なエネルギーも含む)とほぼ同じになり、「つかう」時のエネルギーが大きいことがわかりました。世界では地球温暖化や資源の枯渇が問題となっており、水や電気を使わずに快適で衛生的な生活を実現する技術がますます必要になっています。本講義では、電気や水を節約しトイレをキレイにする防汚・抗菌技術についてお話しします。
10/31(土)16:30~17:30
テーマ4 化粧品の科学
内容: 肌の上で水・油・粉が織りなす先端技術
講師 酒井 秀樹
化粧品には、その機能を効果的に発現させるために、水や油・粉体など様々な物質が配合されています。これらの成分の分離を防ぎ、均一な状態を保つために、通常化粧品には安全性の高い界面活性剤が加えられています。また、化粧品は肌に塗布された時に、ムラなく均一に広がり、かつ適度な密着性を持つことが必要となるため、肌との界面の制御も重要となります。本講義では、肌の上で織りなされる化粧品の先端界面技術についてお話しします。
【キャンセルポリシー】
キャンセル料は受講申し込み完了後から発生しますので、ご注意ください。必ず、受講お申し込み前に東京理科大学オープンカレッジ受講規約でご確認ください。
【講座スケジュール】
2020/10/31(土)
13:00~14:00 人工組織構築と再生医療への応用(講師:大塚 英典)
14:10~15:10 界面に見られる非平衡での自己組織化(講師:住野 豊)
15:20~16:20 トイレをキレイにする防汚・抗菌技術(講師:井須 紀文)
16:30~17:30 化粧品の科学(講師:酒井 秀樹)
私たちの生命を支え、生活と密接に関係する水。東京理科大学ウォーターフロンティアサイエンス&テクノロジー研究センターは、この水の不思議を解明し水の高度利用をめざす研究を行っています。今回は、人の健康で快適な生活を支える身の回りの話題を「科学する楽しみ」について、第一線の研究者がやさしく解説します。
10/31(土)13:00~14:00
テーマ1 再生医療、関節機能維持
内容:人工組織構築と再生医療への応用
講師 大塚 英典
生体組織の一部が損傷し、外科手術が必要になったとき、切除後の自己再生が望めない場合には、移植治療が実施されます。移植に使用する組織としては、自家組織(患者本人の組織)が主流ですが、移植に使用される健常な組織は量的に限界があります。そこで、自家移植に代わる治療法として、生体外で患者本人の細胞を用いて人工的に組織を構築し、患部に移植する再生医療が注目を集めています。本講義では、組織再生法の現状と、具体例として細胞とバイオマテリアルの組み合わせによる人工的な軟骨組織再生について紹介します。さらに、軟骨再生用に開発した新たなハイドロゲルに関する私たちの研究についてお話しします。
10/31(土)14:10~15:10
テーマ2 界面に見られる非平衡での自己組織化
内容:味噌汁の中に現れる模様を科学する
講師 住野 豊
自己組織化とは雪の結晶や対流のロールのように、外部からの指示なしに自発的に構造が生み出されることを指します。中でも非平衡では散逸構造と呼ばれるダイナミックな時空間の構造が自己組織的に生み出されます。可変であり動き続ける模様という観点で考えると、我々生命もある種の散逸構造です。本講義では、お酒のグラスのふちに現れる模様、あるいは味噌汁の中に現れる模様など界面に関わる多様な散逸構造を実演し解説します。また、こうした散逸構造の発展系としての生命現象との関わりもお話しします。
10/31(土)15:20~16:20
テーマ3 トイレの科学
内容:トイレをキレイにする防汚・抗菌技術
講師 井須 紀文
トイレの一生(製造、運搬、廃棄)で使われるエネルギーを試算すると、4人家族が1年間にトイレで使うエネルギー(電気の他に上水・下水の処理に必要なエネルギーも含む)とほぼ同じになり、「つかう」時のエネルギーが大きいことがわかりました。世界では地球温暖化や資源の枯渇が問題となっており、水や電気を使わずに快適で衛生的な生活を実現する技術がますます必要になっています。本講義では、電気や水を節約しトイレをキレイにする防汚・抗菌技術についてお話しします。
10/31(土)16:30~17:30
テーマ4 化粧品の科学
内容: 肌の上で水・油・粉が織りなす先端技術
講師 酒井 秀樹
化粧品には、その機能を効果的に発現させるために、水や油・粉体など様々な物質が配合されています。これらの成分の分離を防ぎ、均一な状態を保つために、通常化粧品には安全性の高い界面活性剤が加えられています。また、化粧品は肌に塗布された時に、ムラなく均一に広がり、かつ適度な密着性を持つことが必要となるため、肌との界面の制御も重要となります。本講義では、肌の上で織りなされる化粧品の先端界面技術についてお話しします。
【キャンセルポリシー】
キャンセル料は受講申し込み完了後から発生しますので、ご注意ください。必ず、受講お申し込み前に東京理科大学オープンカレッジ受講規約でご確認ください。
【講座スケジュール】
2020/10/31(土)
13:00~14:00 人工組織構築と再生医療への応用(講師:大塚 英典)
14:10~15:10 界面に見られる非平衡での自己組織化(講師:住野 豊)
15:20~16:20 トイレをキレイにする防汚・抗菌技術(講師:井須 紀文)
16:30~17:30 化粧品の科学(講師:酒井 秀樹)
備考
【対象】
社会人全般、大学生、高校生
社会人全般、大学生、高校生
講師陣
名前 | 大塚 英典 |
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肩書き | 東京理科大学 理学部第一部 応用化学科 教授 |
プロフィール | - |
名前 | 住野 豊 |
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肩書き | 東京理科大学 理学部第一部 応用物理学科 准教授 |
プロフィール | - |
名前 | 井須 紀文 |
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肩書き | 株式会社LIXIL Technology Research本部 分析・材料研究所 所長 W-FSTアドバイザリー委員 |
プロフィール | - |
名前 | 酒井 秀樹 |
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肩書き | 東京理科大学 理工学部 先端化学科 教授 |
プロフィール | - |