講座詳細情報
申し込み締切日:2021-02-05 / IT:スキル / 学内講座コード:20AWC07
ダイナミックプライシングを活用した、デジタル時代の販売戦略~経験・感覚に頼りすぎない。データや統計に基づくマーケティング戦略の立て方を学ぶ。
- 開催日
- 2021/2/12(金)~2021/03/05(金)
- 講座回数
- 4
- 時間
- 18:45~20:15
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 14,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座概要】
ダイナミックプライシングは、市場の需要に応じて価格を変えるマーケティング手法の一つです。商品の開発コストなどの原価や、その品質によって商品価格が決まるのではなく、季節や時間帯、イベントの有無など“需要の大きさ”によって価格が変動するのがダイナミックプライシングです。具体的には飛行機・ホテルの価格などがお盆・年末年始などの繁忙期に大きく高騰したり、映画館のレディースデーやシニアデーのように、閑散期に値段を下げて販売する手法を思い起こしていただけると分かりやすいと思います。
本講座では、ダイナミックプライシングの考え方を紹介するとともに、その中でも特に注目される手法であるレニュー・マネジメント(Revenue Management)についても扱います。レベニュー・マネジメントは近年多くのホスピタリティ産業(ホテル・旅館等)、航空産業などで活用が進む考え方で、ホテルの客室のように売れ残った在庫の繰り越しができないビジネスにおいて、需要を予測して販売を制限することで、売上高(レベニュー)の最大化を目指す体系的な販売の管理方法です。同時に、両産業は、投資ビジネスの面も大きいので投資計画と資金の時間的価値の理解も進め、実践的な収益構造の基本的な考え方も学びます。
例えばホテルの利用者(=需要)は季節やイベントの有無等により大きく変動するため、需要が高い時には需要に対して客室(=供給)が不足するという事態が起こります。そこで経営者は「需要>供給」が予測されるときには事前に販売価格等を調整し、そのホテルにとって望ましいお客様に宿泊していただけるように、販売を制限します。ただ、どの経営者もこの手法に精通しているわけではなく、高く売り出しすぎたために売れ残り、直前にディスカウントをかけざるを得なくなる、安く売り出しすぎたために早期に販売終了し、本来適切な価格で獲得できた顧客を獲り逃がしてしまう、というようなミスが散見されるのが現状です。
ダイナミックプライシングは、もはや「勉強しておけば役に立つ」レベルの”教養”ではなく、商品開発・販売等に関わるビジネスに従事するビジネスパーソンであるならば、必ず理解しておかねばならないといっても過言ではない”メソッド”です。本講座では、これまで過去の経験や感覚で行われていた価格調整や販売制限について、データや統計に基づいて考えられる視点を身に付けることを目指します。
【キャンセルポリシー】
キャンセル料は受講申し込み完了後から発生しますので、ご注意ください。必ず、受講お申し込み前に東京理科大学オープンカレッジ受講規約でご確認ください。
【講座スケジュール】
2021/02/12(金) ダイナミックプライシングとは何か、その歴史をたどる
2021/02/19(金) 現在価値の意味と、投資計画と資金の時間的価値について
2021/02/26(金) 実際の価格戦略とマーケティング戦略を知る
2021/03/05(金) ダイナミックプライシングの具体的な活用事例(RMを中心に)
ダイナミックプライシングは、市場の需要に応じて価格を変えるマーケティング手法の一つです。商品の開発コストなどの原価や、その品質によって商品価格が決まるのではなく、季節や時間帯、イベントの有無など“需要の大きさ”によって価格が変動するのがダイナミックプライシングです。具体的には飛行機・ホテルの価格などがお盆・年末年始などの繁忙期に大きく高騰したり、映画館のレディースデーやシニアデーのように、閑散期に値段を下げて販売する手法を思い起こしていただけると分かりやすいと思います。
本講座では、ダイナミックプライシングの考え方を紹介するとともに、その中でも特に注目される手法であるレニュー・マネジメント(Revenue Management)についても扱います。レベニュー・マネジメントは近年多くのホスピタリティ産業(ホテル・旅館等)、航空産業などで活用が進む考え方で、ホテルの客室のように売れ残った在庫の繰り越しができないビジネスにおいて、需要を予測して販売を制限することで、売上高(レベニュー)の最大化を目指す体系的な販売の管理方法です。同時に、両産業は、投資ビジネスの面も大きいので投資計画と資金の時間的価値の理解も進め、実践的な収益構造の基本的な考え方も学びます。
例えばホテルの利用者(=需要)は季節やイベントの有無等により大きく変動するため、需要が高い時には需要に対して客室(=供給)が不足するという事態が起こります。そこで経営者は「需要>供給」が予測されるときには事前に販売価格等を調整し、そのホテルにとって望ましいお客様に宿泊していただけるように、販売を制限します。ただ、どの経営者もこの手法に精通しているわけではなく、高く売り出しすぎたために売れ残り、直前にディスカウントをかけざるを得なくなる、安く売り出しすぎたために早期に販売終了し、本来適切な価格で獲得できた顧客を獲り逃がしてしまう、というようなミスが散見されるのが現状です。
ダイナミックプライシングは、もはや「勉強しておけば役に立つ」レベルの”教養”ではなく、商品開発・販売等に関わるビジネスに従事するビジネスパーソンであるならば、必ず理解しておかねばならないといっても過言ではない”メソッド”です。本講座では、これまで過去の経験や感覚で行われていた価格調整や販売制限について、データや統計に基づいて考えられる視点を身に付けることを目指します。
【キャンセルポリシー】
キャンセル料は受講申し込み完了後から発生しますので、ご注意ください。必ず、受講お申し込み前に東京理科大学オープンカレッジ受講規約でご確認ください。
【講座スケジュール】
2021/02/12(金) ダイナミックプライシングとは何か、その歴史をたどる
2021/02/19(金) 現在価値の意味と、投資計画と資金の時間的価値について
2021/02/26(金) 実際の価格戦略とマーケティング戦略を知る
2021/03/05(金) ダイナミックプライシングの具体的な活用事例(RMを中心に)
備考
クラス:共通
受講対象:部長クラス、課長クラス、管理職志望層
受講対象:部長クラス、課長クラス、管理職志望層
講師陣
名前 | 北上 真一 |
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肩書き | 静岡県立大学 経営情報学部 特任教授 |
プロフィール | - |