大学公開講座のセカンドアカデミー

このワークショップでは、ブランドストーリーやブランドプロミス、そしてブランド価値について深く掘り下げながら、ブランディングの概要について最初に学びます。デジタル時代においては、消費者とブランドがつながり影響し合う過程、企業のコミュニケーション方法や市場そのものが急激に変化しています。ソーシャルメディアによって、企業と消費者双方向による対話が可能になり、消費者は、何千何百万人もの消費者同士で、企業ブランドについて自分たちの考えや印象―良いか悪いか―をシェアするようになりました。いわゆる「インフルエンサー」たちの台頭に伴い、マスメディアが根本的に変化したことで、消費者はかつてないほどに多くのメッセージを浴びせられるようになりました。受講生は、ケーススタディを通して、ブランドとブランドストーリーによるコミュニケーション戦略とメッセージング戦略を推進する手法に取り組みます。特に、デジタル時代のインフルエンサーによるマーケティング戦略を注視します。このワークショップは、マーケティングやPR、広告分野にいる方、またはこの分野に関わりたい方や、ブランドやブランディングが、カスタマー・ジャーニーや顧客の購買体験にどのように影響を与えるかを理解したいと考えている方にも有益です。

授業はすべて英語で行われます。

名前	Anthony Blick・アンソニー・ブリック
肩書き	－
プロフィール	20年以上にわたり、様々な多文化環境の幅広い業界（消費財、金融、自動車、運送、テクノロジーなど、世界の一流ブランドを含む）に従事し、マーケティングとPR分野におけるプロフェッショナルとして活躍している。コンサルタント、コーポレート・トレーナー、教育者としても豊富な経験を持つ。現在、グローバルに事業展開している大手PR会社、ウェーバー・シャンドウィックの東京オフィスで重役を務めている。アカウントチームの統括や能力開発を担う一方、海外顧客サービス、戦略的なアドバイスやプラニング、ビジネス開発を手がける。前職では、国内外の代理店やオフィスで勤務した経験を持ち、日本でのプロフェッショナルとしての実績は15年近くに及ぶ。この3年間、生涯学習機関で社会人にマーケティングを教えている。また、テンプル大学ジャパンキャンパスの学部課程、上智大学、国際大学や青山学院大学のMBAプログラム、エファップで客員講師を務め、地域のプロフェッショナルな行事で講演を行っている。