大学公開講座のセカンドアカデミー

不正行為の性質と不正経理を主に取り上げ、その犯罪心理について学ぶコースです。横領、収賄、マネーロンダリング等の不正行為は、起訴が非常に難しいといわれています。不正経理とは、実際とは異なる事業の経営状態や業績を隠蔽する行為を示し、会計原則の軽いごまかしから重大な不正まで、経営陣によって頻繁に使われる現状があります。こうした犯罪レベルの巧妙さは進化するばかりです。不正経理の内側はどのような陰謀が張りめぐらされているのか。また、不正行為を犯した者たちの心理状態とはいかなるものか。財務報告の虚偽、資産の不正流用、マネーロンダリング等の会計にまつわるあらゆる不正行為のベールを剥がすテクニックを学んでみませんか。9つの段階によるReid Techniqueを用いて、真実と偽りの告白を見抜く聴取・取調法を実践しましょう。

授業はすべて英語で行われます。

名前	David Fender
肩書き	－
プロフィール	ネスレ、フォード、フィデリティ、シャネル、アムウェイ、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、SAS Institute、ボブストグループ、ハイランド・ソフトウェアなど、欧米の多国籍企業で27年にわたって重役を務める。顧客数35万人を誇るオンライン・ショッピングモールを韓国で運営しているほか、米国の企業3社と手を組みアジア12カ国でマーケットやプロダクトラインを開発。赤字経営だった日本企業3社の業績を黒字に転じた実績もある。イェール大学で歴史と経済学の学士号を取得後、デンバー大学ダニエルズ・ビジネス・カレッジでMBAを取得。大学卒業後は大手会計事務所アーンスト＆ウィニー（現アーンスト＆ヤング）に入社して、公認会計士（CPA）と公認内部監査人（CIA）の資格を取得した。公認データ処理業者（CDP）と公認コンピュータ処理業者（CCP）の資格も有し、現在も商品投資顧問業者（CTA）とテクニカル・アナリスト（CMT）の資格取得を目指して勉強を続けている。ニューヨークシティマラソンをはじめ10以上のフルマラソンの大会に挑戦し、4時間以内でゴールしている。富士山登頂も達成した。