大学公開講座のセカンドアカデミー

歴史上の事実の記録の上にフィクション的性格がどのように加味されて、興味ある物語となっていくかという事をテーマにしたい。
『正史・三国志』が歴史の記録を事実とするなら、文学作品『三国志演義』が、それらをどのように「物語作品」として、世界を膨らませ、読む人々に感動を与えたか、という点を中心に、「事実」と「それを基にした文学的感動的事実」を聴講の皆さんと楽しんでみたい。

4/27　歴史の記録書―陳寿著『正史・三国志』とその中の裴松之の注 劉義慶著『世説新語』
小説の類―羅貫中著『三国志演義』虞氏刊『新全相三国志平話』
5/18　黄巾の乱勃発と劉備及び曹操の光と影
6/8 　関羽と張飛と趙雲
6/29　治世の能臣・乱世の奸雄「曹操」
7/13　無能な王者にかけた全知全能の魔術師・諸葛孔明と彼を巡る人々
―天下三分の計・南方制圧・出師の表・五丈原に死す

テキスト：必要に応じてプリントを配布

名前	春日井　明
肩書き	清泉女子大学名誉教授
プロフィール	－