大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
米中の覇権争いを軸に、世界は分断の勢いをますます強めています。単純に「混迷の時代」と
いうだけでは済まない段階になってきました。その中で、安倍首相はトランプ大統領との親密な個人関係をうたって「強固な日米同盟」を誇示していますが、これまでの日本外交三原則の残る
二つ、「アジアの一員」「国連中心主義」をこれからどう展開していくのか、核拡散、地球温暖化、
テロ攻撃など世界全体の共通リスクに不可欠な国際協調にどう参画していくのか、難問山積です。
資源に乏しいこの国が未来を拓く道は、「対立・分断」を避けて、「平和・協調」に知恵をしぼる
しかないでしょう。休みなく、国際情勢の定点観測をつづけませんか。

【講座スケジュール】
第1回 9月30日(月) トランプのアメリカの再選運動
第2回10月 7日(月) ヨーロッパの再編のこれから
第3回10月21日(月) 遠いベネズエラ動乱からみえること
第4回10月28日(月) イスラム世界の分断がもたらす危機
第5回11月11日(月) 揺れた朝鮮半島と無力な国連
第6回11月18日(月) プーチン帝国の不気味な野望
第7回11月25日(月) 中国、この一年のバランスシート
第8回12月 2日(月) さあ「２０２０」がやってくる

名前	浅井 泰範
肩書き	元本学教授・元朝日新聞社取締役(国際担当)
プロフィール	名古屋市生まれ。名古屋大学法学部を出て、朝日新聞社へ入る。インドネシア、ベトナム、中東地域の特派員を経て、ロンドンを本拠とするヨーロッパ総局長になり、その後、外報部長、国際本部長、取締役(国際担当)。平成10年(1998)4月から同18年(2006)3月まで、武蔵野大学現代社会学部教授。著書に『世界・日本・世界』(朝日新聞社)などがある。