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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-30 / 日本史 / 学内講座コード:312042

切手と浮世絵

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
10月31日(木)~11月21日(木)
講座回数
4回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
6,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
ある一定以上の年代の日本人の多くは、広重の『東海道五十三次』や北斎の『富嶽三十六景』などの浮世絵に慣れ親しんでいるが、これは世界的に見ると特異な現象とされている。たとえば、フランス人の多くは印象派をはじめフランス絵画についての知識を持っていないが、フランス社会ではそのことが“学力低下”のようなかたちで問題になることはない。これはフランスに限らず、他の欧米諸国や中国・韓国などのアジア諸国でも同じである。
日本の場合には、1950年代以降の切手ブームの時代に、記念切手に日本美術の名品が盛んに取り上げられ、当時の小中学生やその親たちの生活の間で流通していたという事情がある。さらに、ほぼ同じ時期に永谷園のお茶漬けが浮世絵のカードをオマケにつけたこともこうした流れを加速させた。このふたつが絡み合って、どちらかというと昭和初期にはマニア以外には忘れられていた浮世絵の画像が人々の網膜に焼き付けられることになり、その後は、それが再生産されていった。
本講座ではそうした浮世絵の切手を紹介しつつ、浮世絵そのものについての解説に加え、戦後日本社会がどのように浮世絵を受容していったか、考えてみたい。

参考図書:『日の本切手 美女かるた』 内藤陽介著 日本郵趣出版 2015年4月 2,000円(税抜)

【講座スケジュール】
第1回10月31日(木) 見返り美人からビードロを吹く娘へ
第2回11月 7日(木) 北斎
第3回11月14日(木) 役者絵と相撲絵
第4回11月21日(木) 広重 初代と三代

講師陣

名前 内藤 陽介
肩書き 郵便学者・日本文芸家協会会員
プロフィール 1967年、東京都生。東京大学文学部卒業。
著書 『解説・戦後記念切手』(全8巻+別冊1)、『日の本切手 美女かるた』(以上、日本郵趣出版)、『年賀状の戦後史』(角川one テーマ新書)ほか多数。
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