講座詳細情報
申し込み締切日:2019-11-05 / 日本史 / 学内講座コード:312040e
園城寺の増基(ぞうき) 【連続講座】中世の人物像 ―文学と歴史からのアプローチ―
- 開催日
- 11月 6日(水)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,500円
- 定員
- 25
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
増基と聞いて、知っている人はほとんどいないであろう。鎌倉時代の末から南北朝期に活躍した僧侶で、園城寺実相院門跡の門主を務めた。関白であった藤原基忠の子として誕生した。
武家の祈祷僧として活躍した僧侶で、室町幕府の祈祷体制に大きな影響を与えた僧侶である。南北朝期に足利氏のために祈祷を行ない、兄足利尊氏と弟直義とが対立して戦った観応の擾乱(じょうらん)で直義に従ったために失脚してしまう。
室町時代を通じて、天台宗の園城寺と真言宗の醍醐寺は武家祈祷で大きな役割を果たした。そうしたなか、園城寺の武家祈祷を考える上で、南北朝期の増基の事蹟を捉えなおしてみたい。
【講座スケジュール】
第1回11月 6日(水)
増基と聞いて、知っている人はほとんどいないであろう。鎌倉時代の末から南北朝期に活躍した僧侶で、園城寺実相院門跡の門主を務めた。関白であった藤原基忠の子として誕生した。
武家の祈祷僧として活躍した僧侶で、室町幕府の祈祷体制に大きな影響を与えた僧侶である。南北朝期に足利氏のために祈祷を行ない、兄足利尊氏と弟直義とが対立して戦った観応の擾乱(じょうらん)で直義に従ったために失脚してしまう。
室町時代を通じて、天台宗の園城寺と真言宗の醍醐寺は武家祈祷で大きな役割を果たした。そうしたなか、園城寺の武家祈祷を考える上で、南北朝期の増基の事蹟を捉えなおしてみたい。
【講座スケジュール】
第1回11月 6日(水)
講師陣
名前 | 生駒 哲郎 |
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肩書き | 本学教養教育リサーチセンター研究員・東京大学史料編纂所非常勤職員 |
プロフィール | 専門は日本中世宗教史、日本古文書学会編集・大会運営委員。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。 山梨県身延山久遠寺、大田区池上本門寺、石川県羽咋市妙成寺などの史料調査委員を経て、現在、武蔵野大学教養教育リサーチセンター研究員・東京大学史料編纂所非常勤職員・東京都渋谷区文化財審議員。 主要著書日本の名僧6『重源:旅の勧進聖』(共著 吉川弘文館)、『中世の寺院体制と社会』(共著 吉川弘文館)、『中世の寺院と都市・権力』(共著 山川出版社)、『山岳信仰と村落社会』(共著 岩田書院)など。 |
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