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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-25 / 日本史 / 学内講座コード:312038

醍醐寺と東大寺-顕教・密教の交流-

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
10月26日(土)~12月21日(土)
講座回数
3回
時間
10:00~11:30
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
4,500円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
今日の奈良東大寺は華厳宗大本山、京都醍醐寺は真言宗醍醐派總本山、いずれも奈良・平安時代に創建された由緒ある大寺であることは広く知られています。今日でこそ宗派を異にする両寺ですが、実は東大寺東南院の始祖である三論宗僧の聖宝僧正(理源大師)が、真言密教の修行に傾倒するなかで創建したのが醍醐寺であり、その由緒によって、両寺は平安時代から今日に至るまで相互に交流を維持しています。そして八宗兼学を掲げてきた東大寺と、真言宗と三論宗を兼学した醍醐寺との相互交流を、平安時代より教学という側面からたどることにしましょう。そこで今回は醍醐寺側に視座を置いて、同寺に伝わる顕密兼学の仏法が如何にして維持されたのか、特に東大寺僧の出仕のもとに、上醍醐御影堂・清瀧宮において勤修された「論義」・「竪義」という法要に注目しながら考えることにします。その検討にあたっては、「国宝・醍醐寺文書聖教」と重要文化財「東大寺聖教」に収められた聖教類を用いることになります。なお醍醐寺では、令和二年七月に、今上陛下の宝祚安穏を祈念し、東大寺との連携のもとで、近代に至り中絶していた「竪義会」を再興する予定となっています。

【講座スケジュール】
第1回10月26日(土) 醍醐寺の顕密仏法
第2回11月23日(土) 上醍醐寺御影堂の竪義再興
第3回12月21日(土) 醍醐寺竪義会

講師陣

名前 永村 眞
肩書き 日本女子大学名誉教授・東大寺学術顧問・醍醐寺文化財研究所研究員
プロフィール 早稲田大学政治経済学部経済学科卒、同大学院文学研究科博士課程中退、東京大学史料編纂所助手・助教授、日本女子大学助教授・教授を経て、現在、日本女子大学名誉教授、大学共同研究利用機関法人人間文化研究機構客員教授、東大寺学術顧問、醍醐寺文化財研究所研究員。著書『中世東大寺の組織と経営』(塙書房刊)、『中世寺院史料論』(吉川弘文館刊)、編著『醍醐寺の歴史と文化財』(勉誠出版刊)、論文「醍醐寺三宝院の法流と聖教」(『醍醐寺文化財研究所紀要』23号)、「鎌倉仏教-密教「聖教」の視点から-」(『智山学報』66輯)、「中世聖教の料紙-醍醐寺聖教を素材として-」(『古文書料紙論叢』)、「中世根来寺の法儀と聖教」(「中世文学」63号)。第23回角川源義賞、第55回密教学芸賞受賞。
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