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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-09 / 文学 / 学内講座コード:312022

『今昔物語集』巻第二十八を読む(3)― 王朝の笑いと不思議 ―

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
10月10日(木)~ 3月19日(木)
講座回数
8回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
12,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
王朝文学には優雅な貴族の生活や趣味の世界が多く描かれますが、『今昔物語集』巻二十八は、一般的な貴族文学とは異なり「笑い」をテーマにした説話を集めた異色の作品群です。平安時代の貴族でも当然ながら喜怒哀楽はありましたし、滑稽な話を好み笑い興じた人もたくさんいたに違いありません。そういう意味でこの巻は、当時の人々の暮らしぶりや考えの一端を伝える貴重な資料でもあります。
今回扱う巻二十八の後半には、強欲な受領、上司に賄賂を贈る貴族をはじめ、猫、蛇、スッポンなどの動物も登場します。現代にもありそうで思わず笑いがこぼれる話、一方で今日では想像もつかない奇抜な発想で仕立てられたびっくりする物語も並んでいます。説話の筆者が秀逸な筆致で当時の人々の姿や本音を生き生きと描き出した作品を読みながら、平安人の明るいユーモアに触れてみたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回10月10日(木) 巻二十八第三十話 鯛の荒巻を賄賂に贈った男
第2回11月14日(木) 巻二十八第三十一話 猫に怖じる殿上人
第3回12月12日(木) 巻二十八第三十二/三十三話 蛇嫌いの男/亀との接吻
第4回 1月 9日(木) 巻二十八第三十五話 右近の馬場での奇行
第5回 1月30日(木) 巻二十八第三十八話 平茸を惜しんだ受領
第6回 2月13日(木) 巻二十八第三十九話 サナダ虫の生まれ変わり 
第7回 3月12日(木) 巻二十八第四十・四十二話 幻術を使う翁/影を恐れた男
第8回 3月19日(木) 巻二十八第四十四話 墓穴の中での珍事件

備考

【教材】
『今昔物語集 本朝部下』岩波文庫 1,320円(税抜)
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。

講師陣

名前 鈴木 治子
肩書き 大正大学非常勤講師
プロフィール 武蔵野女子大学日本文学科卒業。大正大学大学院博士課程国文学専攻単位取得。東京都・埼玉県の区民・市民講座講師、NHK文化センター講師、大正大学オープンカレッジ講師、獨協大学オープンカレッジ講師を務める。
〈著書〉『歌謡文学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社) 『中世文学の展開と仏教』(共著、おうふう)『海東高僧伝』(共著)、『東アジアの仏伝文学』(共著)
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