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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-07 / 芸術・文化 / 学内講座コード:312012

能の『平家物語』群像II

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
10月 8日(火)~ 2月18日(火)
講座回数
8回
時間
10:00~12:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
16,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
「シテはいま落花の音を聞いており 武藤紀子」。
世阿弥は「源平の名のある人の事を、花鳥風月に作り寄せて、能よければ、何よりもまた面白し」と言いました。修羅能は舞台に亡霊を登場させる試行錯誤、世阿弥が「夢幻能」を完成させるプロセスと、私は考えています。
本説『平家物語』を、能の作者は詩劇としていかに舞台に凝縮させたか。
能と共に生きた七十年。「閑心遠目」の齢。名舞台の思い出も語り、自撮りの映像も加えつつの講座です。

【講座スケジュール】
第1回10月 8日(火) 清経 自ら死をえらんだ平家の貴公子。「恋音取」の演出。
第2回10月22日(火) 實盛 髪を染めて討ち死にした老武者の心意気と怨念。
第3回11月26日(火) 熊野と宗盛 落花に舞う哀愁の美女。三島由紀夫との対比。
第4回12月10日(火) 小宰相の局 愛と死の典型の二人。「通盛」の能の壮絶な美学。
第5回12月24日(火) 佐々木盛綱 武将の栄光に犠牲者側の告発を描く能「藤戸」。
第6回 1月14日(火) 正尊と弁慶 義経暗殺未遂事件の顛末。両雄対決の舞台。
第7回 1月28日(火) 義仲 松尾芭蕉がもっとも愛した好青年。「木曽」の能を。
第8回 2月18日(火) 知盛/静 新開発の能「船弁慶」を徹底分析。

講師陣

名前 増田 正造
肩書き 本学名誉教授・映像作家・元本学能楽資料センター長
プロフィール 1930年生まれ。早稲田大学で野村万作と同級。武蔵野大学名誉教授。同大学能楽資料センター主任を長く勤める。桜間弓川に師事。観世寿夫の華の会同人。『能楽思潮』の創刊、森の薪能・大宮薪能・明治神宮薪能などの創始に関わる。能楽音の会主宰。能の記録を続ける。目下観世清和宗家を中心に4K録画を続ける。著書に『能の表現-その逆説の美学』、観世寿夫賞の『能と近代文学』、『能のデザイン』『世阿弥の世界』、共著に『能と狂言』『黒川能の世界』『マンガ能百番』『OMOTE』ほか多数。映像作品に文部大臣賞の『鑑賞入門 狂言』、『能の華』『バリ島まるかじり』ほか。観世文庫の評議員。
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