大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
〈道成寺〉は、美しい舞姫が巨大な鐘の中に飛び込み恐ろしい鬼女に変身します。技法の粋を尽して女の恋の執念を描く、スリリングで見どころ満載の名曲です。〈呼声〉は、訪れた主人に太郎冠者が居留守を使う、その口上を謡でやりとりする、狂言ならではの世界です。能は若き家元宝生和英の鮮烈な芸が、狂言は人間国宝山本東次郎の至芸が、観客を魅了します。
公演の鑑賞にあたり、羽田昶先生が見どころ、味わい方を分かりやすく解説いたします。

【国立能楽堂】
10:30～12:00 事前講義
12:00～12:40 昼食会
13:00～ 公演鑑賞(終了後、解散)

※公演チケット手配の都合上、お申し込み後のキャンセルはお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

【講座スケジュール】
第1回 2月20日(水)

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	羽田 昶
肩書き	本学客員教授・元本学能楽資料センター長
プロフィール	1939年(昭和14)東京生。國學院大學文学部卒。海城高等学校・開成高等学校教諭、東京国立文化財研究所芸能部研究員、室長を経て、2000-2010年(平成12-22)武蔵野女子大学(武蔵野大学)教授。その間、2002年(平成14)より同大学能楽資料センター長。現在、武蔵野大学客員教授、同大学能楽資料センター研究員。専攻は能・狂言を中心とする演劇研究。観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。 著書(共著)に『狂言・鑑賞のために』(1974、保育社)、『能・本説と展開』(1977、桜楓社)、『能の作者と作品』(1987、岩波書店)、『能の囃子事』(1990、音楽之友社)、『能楽大事典』(2012、筑摩書房)、『昭和の能楽 名人列伝』(2017、淡交社)ほか。