講座詳細情報
申し込み締切日:2018-10-25 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:302034
鴨長明『発心集』の世界 ―遁世に誘う中世社会―
- 開催日
- 10月26日(金)~ 2月22日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 16:45~18:15
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 7,500円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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漢詩を読む (by 武蔵野大学 三鷹サテライト教室)
講座詳細
【講座内容】
三大随筆の一つ『方丈記』の著者として有名な鴨長明には、歌論書『無名抄』、仏教説話集『発心集』を著わしています。
講座で取り上げる『発心集』は「発心」を中心に長明自身が編んだ仏教説話集です。「発心」とは本来、正しい目覚めに対して心をおこすことの意味ですが、日本では、出家し仏道に入ること、あるいはそのために遁世、隠棲することを指すようになりました
晩年、自らも出家、蓮胤(鴨長明)となり人里離れた日野の地に方丈の庵に遁世した彼が見つめ続けた、変わりやすい様々な人の心、執着を捨てきれない人々の思いとそれを鎮める「仏の教へ」とは何であったのかを読み解いていきます。それは、中世における仏教の果たした役割とその実態を知るのみならず、日本の中世社会そのものを理解することにほかなりません。
『発心集』は一話完結のエピソードが多いので、途中から参加しても内容の理解に困りませんので、お気軽に参加してみてください。
【講座スケジュール】
第1回10月26日(金) 『発心集』第三「七 書写山の客僧、断食往生の事」 1
第2回11月30日(金) 『発心集』第三「七 書写山の客僧、断食往生の事」 2
第3回12月21日(金) 『発心集』第三「八 蓮華城入水の事」 1
第4回 1月25日(金) 『発心集』第三「八 蓮華城入水の事」 2
第5回 2月22日(金) 『発心集』第三「九 樵夫独覚の事」
三大随筆の一つ『方丈記』の著者として有名な鴨長明には、歌論書『無名抄』、仏教説話集『発心集』を著わしています。
講座で取り上げる『発心集』は「発心」を中心に長明自身が編んだ仏教説話集です。「発心」とは本来、正しい目覚めに対して心をおこすことの意味ですが、日本では、出家し仏道に入ること、あるいはそのために遁世、隠棲することを指すようになりました
晩年、自らも出家、蓮胤(鴨長明)となり人里離れた日野の地に方丈の庵に遁世した彼が見つめ続けた、変わりやすい様々な人の心、執着を捨てきれない人々の思いとそれを鎮める「仏の教へ」とは何であったのかを読み解いていきます。それは、中世における仏教の果たした役割とその実態を知るのみならず、日本の中世社会そのものを理解することにほかなりません。
『発心集』は一話完結のエピソードが多いので、途中から参加しても内容の理解に困りませんので、お気軽に参加してみてください。
【講座スケジュール】
第1回10月26日(金) 『発心集』第三「七 書写山の客僧、断食往生の事」 1
第2回11月30日(金) 『発心集』第三「七 書写山の客僧、断食往生の事」 2
第3回12月21日(金) 『発心集』第三「八 蓮華城入水の事」 1
第4回 1月25日(金) 『発心集』第三「八 蓮華城入水の事」 2
第5回 2月22日(金) 『発心集』第三「九 樵夫独覚の事」
備考
【教材】
◆浅見和彦・伊東玉美訳注『新版 発心集』上 角川ソフィア文庫 (上)1,296円(8%税込)
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。
◆浅見和彦・伊東玉美訳注『新版 発心集』下 角川ソフィア文庫 (下)1,210円(8%税込)
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆浅見和彦・伊東玉美訳注『新版 発心集』上 角川ソフィア文庫 (上)1,296円(8%税込)
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。
◆浅見和彦・伊東玉美訳注『新版 発心集』下 角川ソフィア文庫 (下)1,210円(8%税込)
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 関口 崇史 |
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肩書き | 大正大学非常勤講師 |
プロフィール | 大正大学・青山学院女子短期大学講師、読売カルチャー講師、足立区文化財調査員。「鎌倉幕府の宗教政策及び朝廷との関係」(『大正大学大学院論集』29号、2005年)、「鎌倉幕府と醍醐寺蓮蔵院」(『鴨台史学』5号、2005年)、「鶴岡八幡宮寺両界壇所供僧職の相承に関する若干の考察」(『ぶい&ぶい(無為 無為)』vol.4、2008年)、「足立区庚申塔一覧」「足立区庚申塔分布図」『足立区立郷土博物館紀要』29号(足立区、2008年)、「摂家将軍期における二所詣」(日本史史料研究会論文集1 阿部猛他編『中世政治史の研究』、日本史史料研究会、2010年)、日本史史料研究会監修・細川重男編『鎌倉将軍・執権・連署列伝』(吉川弘文館、2015年)同書において第4代将軍「九条頼経」同5代将軍「九条頼嗣」同6代将軍「宗尊親王」を執筆。 |
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