大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
『こころ』は、長く高等学校の国語の教科書に掲載されてきました。ただ、日本の国語教科書の場合、長編全部をのせることはできません。実際には、『こころ』の「上 先生と私」「中 両親と私」「下 先生と遺書」のうち、「下」のそれも一部が掲載されています。これは、「下」がこの長編の中心部分と考えられてきたことからきています。しかし、はたして、そうなのでしょうか。『こころ』の「下」を中心に読む読み方をいったん忘れて、あらためて、『こころ』というテクストのなかを流れる時間と主題について考えてみたいと思います。

* 全講座(7 回)お申込み9，000 円(全7 回)
*お好みの講座を選んでお申込み 1，500円(1講座につき)

【講座スケジュール】
第1回　8月24日(金)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	宮川 健郎
肩書き	本学教授
プロフィール	立教大学大学院博士前期課程修了。文学修士。宮城教育大学助教授、明星大学教授を経て、武蔵野大学教育学部教授。著書に、『現代児童文学の語るもの』(NHKブックス)、『子どもの本のはるなつあきふゆ』(岩崎書店)、編著『名作童話 小川未明30選』、『名作童話を読む 未明・賢治・南吉』(いずれも春陽堂書店)など。