講座詳細情報
申し込み締切日:2018-04-12 / 文学 / 学内講座コード:301027
近代小説 耽美派の系譜
- 開催日
- 4月13日(金)~7月13日(金)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 6,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
日本の近代文学はヨーロッパから自然主義リアリズムを学ぶことから始まりました。そこからプロレタリア文学や私小説が生じ、日本特有の文学的な展開が続いていくのですが、そうしたありのままの現実から脱皮して、文学のスケールを一挙に飛躍させた人々がいます。それは「耽美派」と呼ばれる書き手の系譜です。本講座では最初に、自然主義リアリズムとは何か、その意義はどういうところにあるのか、というお話をしてから、リアリズムの限界を突破した文学の流れを解説し、「新感覚派」の旗手として登場した横光利一の代表作『蠅』のお話をします。その後は、谷崎潤一郎、川端康成という耽美派の巨匠について解説し、最後に異端の文学として多くのファンに愛されている梶井基次郎の魅力についてお話します。
【講座スケジュール】
第1回 4月13日(金) 自然主義リアリズムと新感覚派/横光利一『蠅』
第2回 5月11日(金) 幻想的な美を求めて/谷崎潤一郎『春琴抄』
第3回 6月 8日(金) 幻想と現実の狭間/川端康成『伊豆の踊子』
第4回 7月13日(金) つかのまの幻想/梶井基次郎『檸檬』
日本の近代文学はヨーロッパから自然主義リアリズムを学ぶことから始まりました。そこからプロレタリア文学や私小説が生じ、日本特有の文学的な展開が続いていくのですが、そうしたありのままの現実から脱皮して、文学のスケールを一挙に飛躍させた人々がいます。それは「耽美派」と呼ばれる書き手の系譜です。本講座では最初に、自然主義リアリズムとは何か、その意義はどういうところにあるのか、というお話をしてから、リアリズムの限界を突破した文学の流れを解説し、「新感覚派」の旗手として登場した横光利一の代表作『蠅』のお話をします。その後は、谷崎潤一郎、川端康成という耽美派の巨匠について解説し、最後に異端の文学として多くのファンに愛されている梶井基次郎の魅力についてお話します。
【講座スケジュール】
第1回 4月13日(金) 自然主義リアリズムと新感覚派/横光利一『蠅』
第2回 5月11日(金) 幻想的な美を求めて/谷崎潤一郎『春琴抄』
第3回 6月 8日(金) 幻想と現実の狭間/川端康成『伊豆の踊子』
第4回 7月13日(金) つかのまの幻想/梶井基次郎『檸檬』
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 三田 誠広 |
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肩書き | 本学教授・芥川賞作家・日本文藝家協会副理事長 |
プロフィール | 早稲田大学文学部卒。作家、日本文藝家協会副理事長。1977年、『僕って何』で芥川賞。1988年より早稲田大学で「小説創作」の講座を担当。早稲田大学客員教授、武蔵野大学客員教授を経て、現在は武蔵野大学文学部教授、文学部長。主な著書『いちご同盟』『天気の好い日は小説を書こう』『空海』『日蓮』『親鸞』『西行』『菅原道真』『道鏡』『聖徳太子』『実存と構造』『数式のない宇宙論』『星の王子さま』(翻訳) |
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