講座詳細情報
申し込み締切日:2017-10-05 / 芸術・文化 / 学内講座コード:292015
花伝初心
- 開催日
- 10月 6日(金)~ 3月 2日(金)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 10:00~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 20,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
世阿弥理論の出発点である『風姿花伝』。そこには世阿弥の思考のすべての芽があると同時に、父・観阿弥からの脱皮の意味も込められているようです。第三までを前シテとするならば、座の伝承を綴った「神儀云」をいわばアイ狂言の語りとし、後シテに当たる「奥義賛嘆云」からは、にわかに論の明快さを増し、「家、家にあらず。次ぐをもて家とす。人、人にあらず。知るをもて人とす」という結論に至ります。何度か三鷹の講座で取りあげたのですが、初心に戻ってなにか新しい切り口をご一緒に捜そうと思います。また能と歴史の概観を再検討してみたいとも。
【講座スケジュール】
第1回10月 6日(金) 「世阿弥の謎」
第2回10月20日(金) 「ジャパネット高田の世阿弥」
第3回11月10日(金) 「世阿弥 NOW」
第4回11月24日(金) 「序」「年来稽古条々」
第5回12月 8日(金) 「物学条々」
第6回12月22日(金) 「問答条々」
第7回 1月12日(金) 「神儀云」
第8回 1月26日(金) 「奥儀賛嘆云」
第9回 2月16日(金) 「花修云」
第10回 3月 2日(金) 「別紙口伝」
世阿弥理論の出発点である『風姿花伝』。そこには世阿弥の思考のすべての芽があると同時に、父・観阿弥からの脱皮の意味も込められているようです。第三までを前シテとするならば、座の伝承を綴った「神儀云」をいわばアイ狂言の語りとし、後シテに当たる「奥義賛嘆云」からは、にわかに論の明快さを増し、「家、家にあらず。次ぐをもて家とす。人、人にあらず。知るをもて人とす」という結論に至ります。何度か三鷹の講座で取りあげたのですが、初心に戻ってなにか新しい切り口をご一緒に捜そうと思います。また能と歴史の概観を再検討してみたいとも。
【講座スケジュール】
第1回10月 6日(金) 「世阿弥の謎」
第2回10月20日(金) 「ジャパネット高田の世阿弥」
第3回11月10日(金) 「世阿弥 NOW」
第4回11月24日(金) 「序」「年来稽古条々」
第5回12月 8日(金) 「物学条々」
第6回12月22日(金) 「問答条々」
第7回 1月12日(金) 「神儀云」
第8回 1月26日(金) 「奥儀賛嘆云」
第9回 2月16日(金) 「花修云」
第10回 3月 2日(金) 「別紙口伝」
備考
【教材】
『風姿花伝』 岩波文庫 562円
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
『風姿花伝』 岩波文庫 562円
※上記教材をお持ちでない方は、
詳細ページよりご購入ください。
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 増田 正造 |
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肩書き | 本学名誉教授 |
プロフィール | 1930年生まれ。早稲田大学で野村万作と同級。武蔵野大学名誉教授。同大学能楽資料センター主任を長く勤める。桜間弓川に師事。観世寿夫の華の会同人。『能楽思潮』の創刊、森の薪能・大宮薪能・明治神宮薪能などの創始に関わる。能楽音の会主宰。能の記録を続ける。目下観世清和宗家を中心に4K録画を続ける。著書に『能の表現-その逆説の美学』、観世寿夫賞の『能と近代文学』、『能のデザイン』『世阿弥の世界』、共著に『能と狂言』『黒川能の世界』『マンガ能百番』『OMOTE』ほか多数。映像作品に文部大臣賞の『鑑賞入門 狂言』、『能の華』『バリ島まるかじり』ほか。観世文庫の評議員。 |