大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
ブッダは、煩悩の現実から悟りに転入する道を説いてきましたが、それを整理して「三十七項目」の教えとして示されました。たとえば「まだ生じない悪は生じさせない、すでに生じた悪は消し、まだ生じない悪は生じさせ、すでに生じた善は育てたまえ」というように、同じ項目を数でまとめつつ、生き方として教えました。さらには「信じる力、持続する力、心に方向を持つ(念)力、落ち着きの力、愚かさに気付く智慧の力」のグループは『五力』と分類して教えました。こうした37項目の生き方学に、道元さんが解説を付けました。今回はその「正法眼蔵37品菩提文法」を読むことにしました。

【講座スケジュール】
第1回 9月25日(月) 身の不浄で苦であると自覚しよう
第2回10月 2日(月) 身は無常で、心は無我である
第3回10月16日(月) 善と悪を識別する力を持とう
第4回10月23日(月) 願いを持とう
第5回10月30日(月) 念の力を働かせよう
第6回11月 6日(月) 無心を育てる八つの生き方
第7回11月13日(月) 無心こそ、世間を照らす力である
第8回11月20日(月) 「迷いの矛盾」を照らす役割を生きる
第9回11月27日(月) 人に座標軸を思い出させるのが仏教者
第10回12月 4日(月) 命の事実を正直に生きる力を見よう

【教材】
(別途テキスト代を初回時にいただきます。テキスト代は決まり次第お知らせいたします。)

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	中野 東禅
肩書き	曹洞宗総合研究センター教化研修部門講師・元京都市竜宝寺住職
プロフィール	1939年静岡県生まれ。大本山永平寺安居。駒澤大学大学院修士課程修了。 曹洞宗教化研修所研修所員、同所講師、主事、駒澤大学講師、可睡斎専門僧堂後堂、大正大学講師等歴任。 現在「死の臨床研究会」関東部会世話人、「儀礼文化学会」評議員、「ナムの会」副総務などを務める。