大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
大乗仏教の代表的な思想である「空」は、サンスクリット語でシューンヤ（??nya）といい、「～を欠いている」を意味します。では、空とはいったい何でしょうか。
本講座では、まず空について、釈尊が説いた教えが残るとされる初期仏教の思想を踏まえて概観します。そして、空の思想を体系化した龍樹（ナーガールジュナ）作『中論頌』に説かれる空について、後代の注釈を参照しつつ、「空と煩悩」「空とことば」を具体的なテーマとして考えてみたいと思います。また、「般若経典」などの大乗経典に説かれる空思想を吟味し、その現代的意義についても考えてみたいと思います。


【講座スケジュール】
第1回10月17日(火) 空と何か
第2回10月31日(火) 『中論頌』と空
第3回11月21日(火) 『中論頌』と空 (2)
第4回12月19日(火) 大乗経典と空

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	新作 慶明
肩書き	本学講師
プロフィール	武蔵野大学 通信教育部 人間科学部人間科学科 助教 1983年、東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。 オーストリア科学アカデミーアジア文化・思想史研究所客員研究員を経て現職。 専門分野はインド大乗仏教、中観思想。