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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-08-08 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:291071g

明治の大津事件 ― 国際関係と法治国家のはざま ―

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
8月 9日(水)
講座回数
1回
時間
15:00~16:30
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
1,500円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
明治24(1891)年5月11日、ロシア帝国皇太子ニコライが滋賀県下の大津町で警備していた巡査津田三蔵に襲われ負傷するという大津事件が起きました。明治天皇は、御見舞いのため直ちに露鑑にニコライ皇太子を訪ねます。しかし問題はより深刻な様相を呈し、津田処罰をめぐり露国の反撃を恐れた政府は死刑論が強く、他方司法権の独立を唱える大審院長児島惟謙らは刑法の規定を適用して無期徒刑を主張して両者は対立しました。結局、津田は無期徒刑となり司法大臣山田顕義は辞任したのです。このことは法の支配の下にある日本という姿を内外に示すと共に、国家的課題であった条約改正にも影響を与えました。そこで本講義ではニコライ来日の背景、事件の内容、政府と司法の対立・議論などを検討します。

※【連続講座】史料から日本の歴史を考える
全7講座お申込みの場合 9,000円

【講座スケジュール】
第1回 8月 9日(水) 明治の大津事件―国際関係と法治国家のはざま―

講師陣

名前 堀口 修
肩書き 元大正大学文学部教授
プロフィール 1949年東京生まれ。中央大学大学院文学研究科史学専攻博士課程満期退学。博士(史学)。
宮内庁書陵部編修課を経て2011年4月から2016年3月まで大正大学文学部歴史学科教授。専門は日本近現代史。『明治立憲君主制とシュタイン講義―天皇、政府、議会をめぐる論議―』(慈学社出版、2007)、『宮内省の公文書類と図書に関する基礎的研究』(創泉堂出版、2011年)、『 金子堅太郎と国際公法会―日本の条約改正問題と国際社会―』(創泉堂出版、2013年)、『 関東大震災と皇室・宮内省』(創泉堂出版、2014年)、「明治天皇紀」編修と金子堅太郎(『日本歴史』第661号、2003年)、「昭和大礼記録」の編纂について(『明治聖徳記念学会紀要』復刊53号、2016年)、ほか。
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