講座詳細情報
申し込み締切日:2016-11-28 / 芸術・文化 / 学内講座コード:282014
能・狂言から歌舞伎の世界に
- 開催日
- 11月29日(火)~ 1月24日(火)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 10:00~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 10,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
能や狂言から導入された歌舞伎は、「松羽目物」と特別扱いされている。「勧進帳」などは、「能なにするものぞ」の気概に満ちた傑作である。「娘道成寺」のような換骨奪胎もある。今回は映像資料を厳選し、それぞれの主張を比較する講座。近年は能楽師と歌舞伎俳優の共演も行われる自由化の時代となった。
【講座スケジュール】
第1回11月29日(火) 「三番叟と翁」: 三番三(三番叟)は世阿弥時代から狂言方の担当。歌舞伎も神聖視しながら多様なバリエーションを展開する。
第2回12月 6日(火) 「安宅」と「勧進帳」:出藍の誉れ高い歌舞伎十八番の筆頭。松本幸四郎・市村羽左衛門・尾上菊五郎の歴史的名演の映像も紹介する。
第3回12月20日(火) 「花子」「素袍落」「茶壺」:狂言の秘曲「花子」は歌舞伎の「身替座禅」に変身する。「石橋」の「獅子物」に挿入された狂言にも触れる。
第4回 1月17日(火) 「道成寺さまざま」:「鐘に恨みは数々ござる」。流行のメドレーで成功した「娘道成寺」ほか。前半が歌舞伎、後半が能の試みも。
第5回 1月24日(火) 「一角仙人」と「鳴神」:「美女と野獣」を対比させる能と、超能力者・鳴神上人の破戒と。インドと日本と。能と歌舞伎それぞれの主張である。
能や狂言から導入された歌舞伎は、「松羽目物」と特別扱いされている。「勧進帳」などは、「能なにするものぞ」の気概に満ちた傑作である。「娘道成寺」のような換骨奪胎もある。今回は映像資料を厳選し、それぞれの主張を比較する講座。近年は能楽師と歌舞伎俳優の共演も行われる自由化の時代となった。
【講座スケジュール】
第1回11月29日(火) 「三番叟と翁」: 三番三(三番叟)は世阿弥時代から狂言方の担当。歌舞伎も神聖視しながら多様なバリエーションを展開する。
第2回12月 6日(火) 「安宅」と「勧進帳」:出藍の誉れ高い歌舞伎十八番の筆頭。松本幸四郎・市村羽左衛門・尾上菊五郎の歴史的名演の映像も紹介する。
第3回12月20日(火) 「花子」「素袍落」「茶壺」:狂言の秘曲「花子」は歌舞伎の「身替座禅」に変身する。「石橋」の「獅子物」に挿入された狂言にも触れる。
第4回 1月17日(火) 「道成寺さまざま」:「鐘に恨みは数々ござる」。流行のメドレーで成功した「娘道成寺」ほか。前半が歌舞伎、後半が能の試みも。
第5回 1月24日(火) 「一角仙人」と「鳴神」:「美女と野獣」を対比させる能と、超能力者・鳴神上人の破戒と。インドと日本と。能と歌舞伎それぞれの主張である。
講師陣
名前 | 増田 正造 |
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肩書き | 本学名誉教授 |
プロフィール | 1930年生まれ。早稲田大学で野村万作と同級。武蔵野大学名誉教授。同大学能楽資料センター主任を長く勤める。桜間弓川に師事。観世寿夫の華の会同人。『能楽思潮』の創刊、森の薪能・大宮薪能・明治神宮薪能などの創始に関わる。能楽音の会主宰。能の記録を続ける。目下観世清和宗家を中心に4K録画を続ける。著書に『能の表現-その逆説の美学』、観世寿夫賞の『能と近代文学』、『能のデザイン』『世阿弥の世界』、共著に『能と狂言』『黒川能の世界』『マンガ能百番』『OMOTE』ほか多数。映像作品に文部大臣賞の『鑑賞入門 狂言』、『能の華』『バリ島まるかじり』ほか。永青文庫・観世文庫の評議員。 |