大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
「自分の国のことだけをどれだけ知っても、他の国のことを知らない人は、世界どころか自分の国も全く知らないといえる」。19世紀のフランス人学者トクヴィルの有名な言葉です。グローバル化のすすんだいま、この言葉は、まさしく至言です。世界にある200近くの国が、「勝ち組」「負け組」に分けられ、そのいずれも、国内でも「勝ち組」「負け組」に分別されるような時代に、みなどう生きているのでしょう。時代の変化の大波に、人びとはどう対応しているのでしょうか。そして、これから先は？　世界中を巻き込む「不安の時代」の底流を、いっしょにさぐってみたいと思っています。


【講座スケジュール】
第1回 5月16日(土) 世界の「勝ち組」と「負け組」の状況
第2回 5月30日(土) 「民主主義」の危機と「新しい民主主義」の台頭
第3回 6月13日(土) 日本の今後を占うために考えるべきこと

名前	浅井 泰範
肩書き	元本学教授 元朝日新聞社取締役(国際担当)
プロフィール	名古屋市生まれ。名古屋大学法学部を出て、朝日新聞社へ入る。インドネシア、ベトナム、中東地域の特派員を経て、ロンドンを本拠とするヨーロッパ総局長になり、その後、外報部長、国際本部長、取締役(国際担当)。平成10年(1998)4月から同18年(2006)3月まで、武蔵野大学現代社会学部教授。著書に『世界・日本・世界』(朝日新聞社)などがある。