大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
いわゆる「近代民主主義」が大揺れです。世界のあちこちで、選挙の投開票の不正や外部からの介入をめぐる紛争が増えています。利権の維持をねらう勢力の工作も隆盛です。国境を超えた環境破壊や感染症被害も後を絶ちません。「勝ち組」と「負け組」の仕分けは顕著になる一方です。どこもかも「希望を失った若い世代」の動きが、緊張とともに注目される時代になりました。「格差の拡大」が「差別の拡大」につながって、人びとの暮らしの先行きに、不透明さが濃くなっています。いったい、どうしたらいいのでしょう。この難題を考えるための「キーワード10」を選びました。いっしょに考えてみませんか。

【講座スケジュール】
第1回 5月11日(月) 「覇権」：先進国と新興国のせめぎあいが高まる
第2回 5月18日(月) 「国境」：国境紛争が収まらず、複雑さが増す
第3回 5月25日(月) 「文明」：価値観をめぐる衝突が顕在化する危険
第4回 6月 1日(月) 「民族」：多民族国家が増えて、内部混乱が起きる
第5回 6月 8日(月) 「人種」：差別は根深く、融和は簡単ではない
第6回 6月15日(月) 「宗教」：戦争にも平和にもますます作用する
第7回 6月22日(月) 「格差」：時代とともに動くが、論争は激化する
第8回 6月29日(月) 「生命」：地球上の人口分布に変化が予想される
第9回 7月 6日(月) 「科学」：人間の頭脳はいったい何を目指すのか
第10回 7月13日(月) 「宇宙」：太陽は、地球は、果たして永遠なのか

名前	浅井 泰範
肩書き	元本学教授 元朝日新聞社取締役(国際担当)
プロフィール	名古屋市生まれ。名古屋大学法学部を出て、朝日新聞社へ入る。インドネシア、ベトナム、中東地域の特派員を経て、ロンドンを本拠とするヨーロッパ総局長になり、その後、外報部長、国際本部長、取締役(国際担当)。平成10年(1998)4月から同18年(2006)3月まで、武蔵野大学現代社会学部教授。著書に『世界・日本・世界』(朝日新聞社)などがある。