講座詳細情報
申し込み締切日:2015-02-19 / 文学 / 学内講座コード:262043
昭和を生きぬいた佐多稲子の作品を読む
- 開催日
- 2月20日(金)~ 3月20日(金)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 16:45~18:15
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 4,500円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
日本書紀講釈 (by 武蔵野大学 三鷹サテライト教室)
漢詩を読む (by 武蔵野大学 三鷹サテライト教室)
講座詳細
【講座内容】
佐多稲子は明治37 年に長崎で生まれた。その時、父は中学五年生で母は女学校二年生だった。
母とは幼い時期に死別し、小学校五年生で学校を退めると、最初はキャラメル工場で働きながら生長した。その後、さまざまな職業に従事し、自殺未遂という事件まで経験したあと窪川鶴次郎と結婚した。当時の左翼思想の影響を受けて、左翼運動と家庭生活との葛藤に苦しむなかで自己を確立させて、昭和文学を代表する女性作家として活躍するようになった。作品には自伝的な要素が強い。主要な作品を読んで、昭和という激動の時代に終始、真摯な姿勢で向き合うことに努めた、その生きるすがたを明らかにしたい。
※持ち物:手許に佐多稲子の作品がある方は、持参してください。
【講座スケジュール】
第1回 2月20日(金) 「青春放浪」「樹々新緑」などを読んで、青春をどう生きたかを明らかにしたい。
第2回 3月 6日(金) 「歯車」を読んで、左翼運動の体験を明らかにしたい。
第3回 3月20日(金) 「灰色の午後」「時に佇つ」などを読んで、窪川鶴次郎との結婚の破綻を明らかにしたい。
佐多稲子は明治37 年に長崎で生まれた。その時、父は中学五年生で母は女学校二年生だった。
母とは幼い時期に死別し、小学校五年生で学校を退めると、最初はキャラメル工場で働きながら生長した。その後、さまざまな職業に従事し、自殺未遂という事件まで経験したあと窪川鶴次郎と結婚した。当時の左翼思想の影響を受けて、左翼運動と家庭生活との葛藤に苦しむなかで自己を確立させて、昭和文学を代表する女性作家として活躍するようになった。作品には自伝的な要素が強い。主要な作品を読んで、昭和という激動の時代に終始、真摯な姿勢で向き合うことに努めた、その生きるすがたを明らかにしたい。
※持ち物:手許に佐多稲子の作品がある方は、持参してください。
【講座スケジュール】
第1回 2月20日(金) 「青春放浪」「樹々新緑」などを読んで、青春をどう生きたかを明らかにしたい。
第2回 3月 6日(金) 「歯車」を読んで、左翼運動の体験を明らかにしたい。
第3回 3月20日(金) 「灰色の午後」「時に佇つ」などを読んで、窪川鶴次郎との結婚の破綻を明らかにしたい。
講師陣
名前 | 野口 存彌 |
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肩書き | 元本学客員教授 |
プロフィール | 昭和6年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。平成8年度より平成18年度まで武蔵野大学に出講。 著書:『父野口雨情』(昭和55年)、『野口雨情 詩と人と時代』(昭和61年)、『沖野岩三郎』(平成元年)、小説集『異形の男』(平成2年)、『大正児童文学』(平成6年)、小説集『子供たち少年たち』(平成8年)、『文学の遠近法』(平成16年)、『詩的近代の生成 明治の詩と詩人たち』(平成19年)、『太宰治・現代文学の地平線』(平成21年) |
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