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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-07-29 / 世界史 / 学内講座コード:261090

現代の始まりとしての第一次世界大戦 ―どんな時代のどんな戦争だったのか、また、その影響は?―

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
7月30日(水)
講座回数
1回
時間
10:00~12:00
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
2,000円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
イギリスの歴史家エリック・ホブズボウムは「長い19世紀」と「短い20世紀」という考え方を提示しています。この「短い20世紀」の始まりが第一次世界大戦です。このホブズボウムの言葉に示されているように、第一次大戦は大きな歴史の転換点になった出来事です。
日本人にとっては、第二次大戦の方が印象に残っていますが、世界史的に見れば第一次大戦が歴史的な転機になった大きな出来事なのです。この戦争の末期にはロシア革命が起こっています。
日本でもこの戦争のさなかに二十一カ条の要求を中国に対して行ない、15年戦争への歩みを一歩踏み出します。また、戦後は労働争議や社会主義運動が活発化します。主戦場になったヨーロッパの人びとは自分たちの近代文明そのものへの根源的な疑問を投げかけざるを得なくなりました。大量破壊兵器を生み出した科学技術、大量の戦死者を生み出すことになった現代国家と国際関係のシステム、資本主義経済への疑問も噴出し社会主義の主張もますます影響力を持ち始めました。科学技術、政治、経済すべてが行き詰まり、「西洋の没落」(シュペングラー)が多くの人びとの口に上るようになりました。
この特別講義では、歴史の転換点という視点から開始百周年を迎える第一次世界大戦を振り返ってみたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 7月30日(水)

講師陣

名前 中村 孝文
肩書き 本学副学長・教授
プロフィール 国際基督教大学大学院博士後期課程修了。国際基督教大学教養学部助手、東洋大学法学部非常勤講師、日本大学法学部非常勤講師などをへて、現在、武蔵野大学副学長、政治経済学部教授。青山学院大学大学院法学研究科・法学部非常勤講師。武蔵野大学で「デモクラシー論特論」「政治学概論」「政治学史」など、青山学院大学で「政治学研究」、「政治学原論」を担当。主な著作・論文・翻訳は、『現代政治の諸相』(八千代出版)、『政治学批判』(みすず書房)、『デモクラシーとは何か』(岩波書店)、『政治理論史』(DTP出版)、「『過去の現存』とアメリカのデモクラシー」(『思想』991号)、「シティズンシップと政治的判断力についての一考察」(『武蔵野大学政治経済研究所年報』第1号)など。
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