大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
今年は、世界で、政権基盤固めに必死に取り組んでいる指導者の姿が、ひときわ目立ちます。アジアでは、政権交代を成し遂げたばかりの日本の安倍首相はじめ、中国の習主席、韓国の朴大統領、北朝鮮の金第一書記らはもとより、欧米でも、再選のオバマ米大統領、長期政権のドイツのメルケル首相、ロシアのプーチン大統領ら、実力派といわれる面々さえ、苦悩の連続のようです。みな、直面しているのは、「経済」「安全保障」「ナショナリズム」。グローバル化の大津波に襲われて、地球上の70 億人の不安や不満が膨れ上がり、指導者たちに対する声を上げ始めたからです。この1年のさまざまな動きを追いながら、みなさんと一緒に、目に見える事象から、目に見えない潮流の動きを探りたいと思っています。

【講座スケジュール】
第1回10月21日(月) 安倍政権を見る世界の本音と口先
第2回10月28日(月) アメリカの深層部で何かが起きている
第3回11月 4日(月) 中国の新体制で何が変わるだろうか
第4回11月11日(月) 見直されるASEAN の結束と自信
第5回11月18日(月) アフリカは「最後のフロンティア」か
第6回11月25日(月) EU の団結とイギリスの混乱
第7回12月 2日(月) 世界の「新しい統治ルール」の駆け引き
第8回12月 9日(月) 科学の進歩は地球を大きく揺さぶる

名前	浅井 泰範
肩書き	元本学教授
プロフィール	名古屋市生まれ。名古屋大学法学部を出て、朝日新聞社へ入る。インドネシア、ベトナム、中東地域の特派員を経て、ロンドンを本拠とするヨーロッパ総局長になり、その後、外報部長、国際本部長、取締役(国際担当)。平成10年(1998)4月から同18年(2006)3月まで、武蔵野大学現代社会学部教授。著書に『世界・日本・世界』(朝日新聞社)などがある。