講座詳細情報
申し込み締切日:2014-02-27 / 文学 / 学内講座コード:252045
永井荷風の〈明治〉〈大正〉〈昭和〉
- 開催日
- 2月28日(金)~ 3月28日(金)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 4,500円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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紫式部と源氏物語 (by 武蔵野大学 三鷹サテライト教室)
講座詳細
【講座内容】
荷風は明治・大正・昭和の三代を反俗的な姿勢をつらぬいて生きた。漢学の素養をつむとともに、ゾラに傾倒し、自然主義の影響を受けた。明治36 年から5 年間、アメリカ、フランスに外遊し、退廃を含むヨーロッパ文明の豊饒さに魅了させられた。帰国すると活発な文学活動を開始して、特異な作品を発表し、それは大正を経て昭和までつづけられた。江戸文化にあこがれたことも特徴として挙げられ、時代の現実の雑駁さを嫌って、社会の底辺に生きる女性たちに親しんだ。太平洋戦争中は官憲から圧迫を受け、沈黙を守った。それぞれの時期の作品を読み解くとともに、日記『断腸亭日乗』をあわせて読んでこの文豪の実像を明らかにしたい。
【講座スケジュール】
第1回 2月28日(金) 〈明治〉「あめりか物語」「ふらんす物語」を読む
第2回 3月14日(金) 〈大正〉訳詩集「珊瑚集」、「花火」等を読む
第3回 3月28日(金) 〈昭和〉「?東綺譚」を読み、戦中、戦後の生きかたを考える
荷風は明治・大正・昭和の三代を反俗的な姿勢をつらぬいて生きた。漢学の素養をつむとともに、ゾラに傾倒し、自然主義の影響を受けた。明治36 年から5 年間、アメリカ、フランスに外遊し、退廃を含むヨーロッパ文明の豊饒さに魅了させられた。帰国すると活発な文学活動を開始して、特異な作品を発表し、それは大正を経て昭和までつづけられた。江戸文化にあこがれたことも特徴として挙げられ、時代の現実の雑駁さを嫌って、社会の底辺に生きる女性たちに親しんだ。太平洋戦争中は官憲から圧迫を受け、沈黙を守った。それぞれの時期の作品を読み解くとともに、日記『断腸亭日乗』をあわせて読んでこの文豪の実像を明らかにしたい。
【講座スケジュール】
第1回 2月28日(金) 〈明治〉「あめりか物語」「ふらんす物語」を読む
第2回 3月14日(金) 〈大正〉訳詩集「珊瑚集」、「花火」等を読む
第3回 3月28日(金) 〈昭和〉「?東綺譚」を読み、戦中、戦後の生きかたを考える
講師陣
名前 | 野口 存彌 |
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肩書き | 元本学客員教授 |
プロフィール | 昭和6年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。平成8年度より平成18年度まで武蔵野大学に出講。 著書:『父野口雨情』(昭和55年)、『野口雨情 詩と人と時代』(昭和61年)、『沖野岩三郎』(平成元年)、小説集『異形の男』(平成2年)、『大正児童文学』(平成6年)、小説集『子供たち少年たち』(平成8年)、『文学の遠近法』(平成16年)、『詩的近代の生成 明治の詩と詩人たち』(平成19年)、『太宰治・現代文学の地平線』(平成21年) |
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