大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
一人の作家を、そしてその作品を、できるだけ丁寧に見つめてみたい。そうすることによって、より深い喜び・楽しみを得ることができるはずです。
今回は、詩人・小説家として誕生した大正中期から、変革への過渡的な姿を示す昭和初期にかけての犀星文学を、作品に触れつつ、犀星周辺の文学者との関係をさぐりつつ、見つめます。特に、作品鑑賞を大切にしたいと思っています。

※参考図書
『室生犀星文学アルバム─ 切なき思ひを愛す─ 』 星野晃一他 菁柿堂2012 年3 月

【講座スケジュール】
第1回 7月11日(水) 『抒情小曲集』と『愛の詩集』をめぐって
第2回 7月25日(水) 「性に眼覚める頃」を読む
第3回 8月 8日(水) 『忘春詩集』と〈病児・亡児もの〉
第4回 8月29日(水) 中野重治の犀星観
第5回 9月12日(水) 冠松次郎とのこと

名前	星野 晃一
肩書き	元本学客員教授
プロフィール	昭和11年東京に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。城西国際大学教授を経て、武蔵野大学客員教授(2010年3月まで)。 著書に『室生犀星―幽遠・哀惜の世界』(明治書院)、『室生犀星 何を盗み何をあがなはむ』(踏青社)、『室生犀星―創作メモに見るその晩年』(踏青社)、『犀星 句中游泳』(紅書房)、編著『新生の詩』(愛媛新聞社)、『室生犀星文学年譜』『室生犀星書目集成』(以上、共編・明治書院)、『室生犀星未刊行作品集』全6巻(共編・三弥井書店)、『集英社国語辞典』(共編・集英社)など。