大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
今年も、世界では、次々と大きなニュースが生まれました。日本の東日本大震災は、福島第一原発の事故による放射線汚染だけでなく、これからの日本の復興への施策が世界政治・経済・社会生活に影響する大問題です。チュニジアに始まったアラブ世界の民主化、ビンラディン暗殺後の国際テロ、北朝鮮の3代世襲政権の行方はどうなるか。アメリカ、中国、韓国、ロシアなどでも政権トップの座をかけて政局の緊張が高まってきています。すでに予兆が見られますが、内外の出来事を分析しながら、世界のこれからを解説します。

【講座スケジュール】
第1回10月17日(月) 「3・11」大震災から変わった日本の国際的な位置
第2回10月24日(月) 再選めざすオバマ米大統領が悩む数々の問題
第3回10月31日(月) 最後の仕上げにつとめる胡錦涛・中国主席のこころ
第4回11月 7日(月) 緊張解けない朝鮮半島情勢と東アジアのムード
第5回11月14日(月) エジプト、シリア、そしてサウジアラビアの今
第6回11月21日(月) パキスタンをめぐる米中の駆け引きの熾烈さ
第7回11月28日(月) 世界から「楽園」はまったくなくなった
第8回12月 5日(月) 新たな「世界帝国」の座をかけたネットワーク支配

名前	浅井 泰範
肩書き	元本学教授
プロフィール	名古屋市生まれ。名古屋大学法学部を出て、朝日新聞社へ入る。インドネシア、ベトナム、中東地域の特派員を経て、ロンドンを本拠とするヨーロッパ総局長になり、その後、外報部長、国際本部長、取締役(国際担当)。平成10年(1998)4月から同18年(2006)3月まで、武蔵野大学現代社会学部教授。著書に『世界・日本・世界』(朝日新聞社)などがある。