講座詳細情報
申し込み締切日:2011-10-02 / 文学 / 学内講座コード:232035
『枕草子』日記的章段を読む ―行事と史実―
- 開催日
- 10月 3日(月)~11月28日(月)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,300円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
五節とは、新嘗祭または大嘗祭に際して、陰暦十一月の中の丑の日から辰の日まで四日間にわたって内裏で行われた行事です。五節の舞姫の舞はたいへん華やかなものとして知られていますが、『枕草子』には、中宮定子が舞姫を出した、正暦四年(993)と思われる年の五節について書かれた章段があります。また、法華経八巻を朝夕一巻ずつ四日間で講読する法華八講会は、当時貴族たちのあいだで盛んに行われていましたが、『枕草子』には、寛和二年(986)に藤原済時が行った法華八講を清少納言が聴聞した章段もあります。これらを手がかりに、当時のさまざまな行事の様子や物語における描かれ方などについて、考えてみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回10月 3日(月) 宮廷行事としての五節(1) ─「宮の五節出ださせたまふに」─
第2回10月17日(月) 宮廷行事としての五節(2) ─「内は、五節のころこそ」─
第3回10月31日(月) 宮廷行事としての五節(3) ─五節の舞姫─
第4回11月14日(月) 結縁の法華八講 ─「小白川といふところは」(1)─
第5回11月28日(月) ふたつの出家 ─「小白川といふところは」(2)─
五節とは、新嘗祭または大嘗祭に際して、陰暦十一月の中の丑の日から辰の日まで四日間にわたって内裏で行われた行事です。五節の舞姫の舞はたいへん華やかなものとして知られていますが、『枕草子』には、中宮定子が舞姫を出した、正暦四年(993)と思われる年の五節について書かれた章段があります。また、法華経八巻を朝夕一巻ずつ四日間で講読する法華八講会は、当時貴族たちのあいだで盛んに行われていましたが、『枕草子』には、寛和二年(986)に藤原済時が行った法華八講を清少納言が聴聞した章段もあります。これらを手がかりに、当時のさまざまな行事の様子や物語における描かれ方などについて、考えてみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回10月 3日(月) 宮廷行事としての五節(1) ─「宮の五節出ださせたまふに」─
第2回10月17日(月) 宮廷行事としての五節(2) ─「内は、五節のころこそ」─
第3回10月31日(月) 宮廷行事としての五節(3) ─五節の舞姫─
第4回11月14日(月) 結縁の法華八講 ─「小白川といふところは」(1)─
第5回11月28日(月) ふたつの出家 ─「小白川といふところは」(2)─
講師陣
名前 | 稲垣 智花 |
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肩書き | 本学非常勤講師 |
プロフィール | 早稲田大学大学院博士課程修了。カリタス女子短期大学非常勤講師。武蔵野大学非常勤講師。中古・中世の物語文学、歴史物語専攻。 |
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