大学公開講座のセカンドアカデミー

美術の楽しみ方を、講師がわかりやすくやさしく解説するオムニバス美術講座「ミュージアムに行こう」シリーズです。
平成23年度第4弾は、ブリヂストン美術館です。ブリヂストン美術館は株式会社ブリヂストンの創業者である石橋正二郎のコレクションをもとにして1952年（昭和27）に開設しました。石橋正二郎の出身地は九州の久留米です。正二郎は郷土の画家である青木繁と坂本繁二郎の作品からコレクションを始めます。戦後になってから、日本の近代美術館が手本にしたフランス近代絵画にコレクションの幅を広げました。いまでもコレクションの内容は、日本近代絵画とフランス近代絵画が中心になっています。講座では石橋コレクションの形成史をお話ししようと思います。

名前	島田　紀夫
肩書き	ブリヂストン美術館館長
プロフィール	山梨県生まれ、東北大学理学部を経て文学部美術史学科卒業、同大学院修士課程（西洋美術史専攻）終了 石橋財団ブリヂストン美術館学芸課長、実践女子大学教授、山梨県立美術館館長を経て2006年より石橋財団ブリヂストン美術館館長、著書に「セーヌの印象派」（小学館、1996年）、「西洋絵画の巨匠Ⅰモネ」（小学館、2006年）、「印象派の挑戦」（小学館、2009年）など多数。