大学公開講座のセカンドアカデミー

美術の楽しみ方を、講師がわかりやすくやさしく解説するオムニバス美術講座「ミュージアムに行こう」シリーズです。
平成23年度第2弾は、出光美術館です。出光美術館は今年で45周年を迎えます。日本・中国古美術の名品を都心で楽しめる美術館として親しまれてきました。国宝「伴大納言絵巻」など1万件に及ぶコレクションは当初は美術館設立のためではなく、初代館長・出光佐三の仙厓との出会いに始まりました。美に癒しや力を得ては事業にとりくんだ佐三の心は、その後の美術館活動の原点となっています。ここでは、その誕生にまつわる秘話と美術館の成り立ち、出光美術館ならではのユニークな活動をご紹介します。

名前	出光　佐千子
肩書き	出光美術館学芸員
プロフィール	1973年生まれ。東京都出身。慶応義塾大学大学院　美学美術史分野　博士課程修了。　博士（美術史）。2003年～2006年、イギリス大英博物館で学芸員補佐として勤務。2007年より現職。専門は江戸時代の日本文人画（南画）、特に池大雅。最近は近代の南画家・小杉放菴まで関心を広げている。