大学公開講座のセカンドアカデミー

　この授業では、ヴォルテール、モンテスキュー、ディドロ、ルソーなどの思想を中心に18 世紀フランスの啓蒙思想を学びます。啓蒙思想は、歴史上ヨーロッパの新時代を切り開く大きな力を生み出すとともに、明治維新後の日本の政治や社会運動にも影響を与えました。ヨーロッパ史と日本史を重ねながら、啓蒙思想の特徴、影響およびその功罪を検討してみたいと思います。
①　5 月19 日：絶対主義国家の歴史と啓蒙思想の誕生
②　6 月9 日：啓蒙思想と社会批判
③　7 月14 日：啓蒙思想への批判―歴史主義、保守主義、ロマン主義
④　9 月8 日：日本における啓蒙思想の受容と批判

名前	中村　孝文
肩書き	本学教授
プロフィール	国際基督教大学大学院博士後期課程修了。国際基督教大学教養学部助手、東洋大学法学部非常勤講師、日本大学法学部非常勤講師などをへて、現在、武蔵野大学政治経済学部教授、青山学院大学大学院法学研究科・法学部非常勤講師。武蔵野大学で「デモクラシー論特論」「政治学概論」「政治学史」など、青山学院大学で「政治学研究」、「政治学原論」を担当。主な著作・論文・翻訳は、『現代政治の諸相』（八千代出版）、『政治学批判』（みすず書房）、『デモクラシーとは何か』（岩波書店）、『政治理論史』（DTP 出版）、「『過去の現存』とアメリカのデモクラシー」（『思想』991号）、「シティズンシップと政治的判断力についての一考察」（『武蔵野大学政治経済研究所年報』第1 号）など。