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講座詳細情報

申し込み締切日:2011-03-18 / 日本史:世界史:その他教養

生涯学習フォーラム 日本・ヨーロッパ100名城

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 武蔵野キャンパス(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
3月19日(土)・3月20日(日)
講座回数
2
時間
13:00~16:45
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
3,000円
定員
150
その他
1日のみ 2,000円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

第1部 3月19日(土)

・生涯学習のための日・欧100名城選定
 -名城選定の目的<生涯学習>と選定基準・選定方法-
日本城郭協会は、城郭が地域のシンボルであり、文化財であり、最良の生涯学習の場であると
認識して、平成19 年に「日本100 名城」の選定を行い、以来、着々とその成果を挙げてきた。
今般、国際化の進展を考慮して、「ヨーロッパ100 名城」を選定し、青少年および高齢者が共
に学び合える生涯学習の推進をはかることを考えた。このため、名城の選定目的、選定基準、
選定方法などに関して、基本的な考え方を話すとともに、両者の共通点や異質点について例を
挙げて説明する。

・日・欧100名城の探訪と生涯学習 -世界遺産の名城へのアプローチと新しい生涯学習-
城は、町や地域を象徴する存在であると同時に、歴史の中心であり、集積である。その成立、
建設、さらには保存・継承されてきた経緯や背景を知ることは、その地に住まう人々や社会の
特質を考えるうえでも重要である。国宝・重要文化財に指定された日本の城郭建築と城下町の
歴史をたどるとともに、ヨーロッパ、特にイタリアの城、城郭都市と比較しながら、城が現代
のわれわれの生活にどのような豊かさをもたらすか考えてみたい。

・美術史家が観たヨーロッパの名城   -フランス、ロワール河流域を美術探訪して-
大河ラ・ロワール流域は、フランスの中でもっとも風光明媚な地方であり、古くから「フラン
スの庭」と呼ばれてきた。その魅力は風景のみならず、何といっても、数々の優美な古城にあ
る。ジャンヌ・ダルクの活躍などで英仏百年戦争が終結した15 世紀になると、戦乱の時代は
終わりを告げ、戦いのための城も美しい「シャトー」へと姿を変えていった。とはいえ、狩猟
や雅な宮廷生活の裏には血なまぐさい殺戮の秘話がある。本講義では、ロワール河流域および
フォンテーヌブローなど、15、16世紀のフランスの歴史を彩った城館を舞台に繰り広げられた
フランス美術の精華を紹介する。それらの城館は、イタリアに追随しようとしたフランスが、
まさしくフランス文化と呼びうる独自の美を確立した場となったのである。

第2部 3月20日(日)

・日・欧100名城の比較考察-映像紹介を中心に-
   -ヨーロッパの城郭都市・城館の構造と近世日本の城郭-
「ヨーロッパ100 名城」を中心に、ヨーロッパの城郭の発展の歴史、形態の分類、特徴的な構
造などを画像を参考にしながら説明します。また、日本の城を対比させながら分かりやすい説
明を心がけたいと思います。「ヨーロッパ100 名城巡り」を計画される方にきっとお役に立つ
ことと思います。

・日・欧100名城の見方・楽しみ方
  -イギリス・フランス・イタリア主要名城の歴史と建築美-
ヨーロッパの城郭の変遷を、古くはミケーネ時代やケルト人の時代から、新しくは近代の稜堡
式要塞に至るまで回顧する。
つぎに、現存している中世の城郭を題材に、その構造、各種の防衛設備のありさま、および代
表的な城郭にまつわる歴史的背景などを、日本の城郭の場合と比較対照しながら、スライド映
写を交えて解説します。

・城から郷土の歴史を学び合い、人づくりに活かす
近年国宝犬山城はお城ブーム・歴史ブームに沸き、多くの入場者が訪れるようになった。社会
の流れがこのように湧き上がっている時期に犬山城では他の城と違い、旧城主の血筋を継ぐ現
所有者団体の長である財団法人犬山城白帝文庫成瀬淳子理事長が、積極的に親子見学会などを
行うことによって犬山城が伝える武家文化から歴史の大切さ、またそこから生まれた伝統の継
承を伝えている。そしてそこから知る現社会に欠けつつある世代間交流や人づくりに少しでも
役立ててほしいと思っている。



講師陣

名前 新谷 洋二
肩書き 東京大学名誉教授
プロフィール 東京大学名誉教授。工学博士。姫路城跡整備基本構想検討委員会委員長。「日本100 名城」選定委員長。日本城郭協会常務理事。
名前 大和 智
肩書き 文化庁文化財部参事官
プロフィール 昭和62年度~平成17年度 文化庁建造物課に奉職。国宝・重要文化財の指定、文化財建造物保存修理の企画、技術指導等の業務
に従事。平成18年~19年度 筑波大学大学院世界文化遺産学専攻教授。平成20年~ 文化庁文化財部参事官(建造物担当)。前日本城郭協会
評議員。
名前 小池 寿子
肩書き 國學院大學文学部教授
プロフィール 國學院大學文学部教授(専門:ヨーロッパ美術史、キリスト教美術、死生観)。東京大学ほか非常勤講師。名古屋中日文化センター講師
(毎月1 回 世界の美術館)ほか。
名前 藤宗 俊一
肩書き 建築家・日本城郭協会評議員
プロフィール 日本城郭協会評議員・日本建築学会会員。建築家(藤宗俊一・建築都市研究所代表)。1972 年東京大学工学部建築学科卒。1976 年度
イタリア政府給費留学生としてフィレンツェ大学で中世都市史を学ぶ。
名前 紅山 雪夫
肩書き 旅行作家・前日本城郭協会評議員
プロフィール 東京大学法学部卒。旅行作家。元東海大学教授。元日本城郭協会評議員。
【トラベルジャーナル社】「ドイツの城と街道」、「イタリアの古都と街道」、「スペインの古都と街道」、「イギリスの古都と街道」、「オーストリア・中欧の古都と
街道」、「フランスの城と街道」、「ギリシャの遺跡と島々」「シチリア・南イタリアとマルタ」 【新潮社】「ヨーロッパものしり紀行―城と中世都市編」、「ドイツ
ものしり紀行」、「イタリアものしり紀行」、「フランスものしり紀行」、「魅惑のスペイン」 【実業之日本社】「ライン川をめぐる旅」
名前 成瀬 淳子
肩書き 犬山城白帝文庫理事長
プロフィール 第12代犬山城城主成瀬正俊の長女として東京に生まれる。昭和女子大学家政学部卒。印刷会社勤務の傍ら、父より犬山城とその他
文化財の維持保存に関する実務を所有者代理として委任され活動を開始。2002年活動の場を東京から犬山に移動のため転勤。居も犬山城城郭
内に移す。2004年財団法人「犬山城白帝文庫」を設立。理事長就任。2006年学芸員資格取得。
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