検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2023-09-20 / 日本史 / 学内講座コード:23221352

弥生時代研究の歩み(1)【ハイブリッド/対面】 【対面/日本の文化・歴史/】

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
9月28日(木)、10月12日(木)、10月26日(木)、11月 9日(木)、11月30日(木)
講座回数
5回
時間
17:30~19:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
13,200円
定員
30
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【講座趣旨】
 弥生時代は日本列島で稲作農耕社会が形成され、それを基盤として社会が急速に複雑化する特徴をもつ。そうした弥生時代像は、1893年に「弥生式土器」という学術用語が生まれたことに始まり、やがてそれが縄文時代と古墳時代をつなぐひとつの時代をなすと認識されるようになり、激しい論争も交えながら130年もの議論の蓄積の中で培われたものである。今回の5回の講座は、130年に及ぶ弥生時代研究のうち前半期に当たる1950年ごろまでの歩みを概観する。これらの議論は、現在の弥生時代観の重要な土台となっている。

【特記事項】
お申込みの際は「ハイブリッド/対面」もしくは「ハイブリッド/オンライン」いずれかのページをご確認の上、お手続きをお願いいたします。

※こちらはキャンパス(対面型)で受講希望の方専用の申込ページです。
Zoomによるリアルタイム配信型で受講を希望される方はこちらからお申し込みください。

■申込締切日: 9月20日(水)

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

■本講座は、ハイブリッド型の対面式講座です。受講料の割引対象外です。

【講義概要】
第1回 9月28日(木) 弥生時代研究前史
―江戸時代の重要な発見と議論―
江戸時代に九州で発見された諸資料がなければ、現在の弥生時代研究は相当に違ったものになったであろう。甕棺に副葬された大量の中国鏡や、「漢委奴國王」金印に関する詳細な記録と考証に注目する。

第2回 10月12日(木) 「弥生時代」の発見―弥生式土器とは何か?―
明治年間に「弥生式土器」が発見・認識され、その特徴が議論された。弥生時代研究は東京で始まり、また在野の研究者と官学との間で激しい議論が戦わされた。

第3回 10月26日(木) 弥生式土器の担い手は誰か―「縄文」と「古墳」のはざまで―
弥生式土器に伴う利器は石器か金属器か。やがてその両者が使われたと分かり、その由来が議論され、弥生式土器の使用者は大陸からの渡来者だという主張が登場する。20世紀初めころの議論を紹介する。

第4回 11月 9日(木) 弥生時代農耕社会説の登場―山内清男・森本六爾・小林行雄―
1930年代に入ると、弥生時代を稲作農耕社会とみる新しい見解が提唱され、弥生時代人大陸起源説から大きく変貌するようになる。そこには戦前期の社会情勢も大きく影響した。

第5回 11月30日(木) 登呂遺跡の調査が果たした役割
1937年の奈良県唐古遺跡、1943~50年の静岡市登呂遺跡の調査で弥生時代は稲作農耕社会と証明された。これらの調査では、それだけでなく研究の方法や学会組織、考古学と社会の関係の方面でも革新があった。

備考

【教材】
配布資料

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 石川 日出志
肩書き 明治大学文学部教授
プロフィール 1954年新潟県生まれ。専門は日本考古学・弥生時代。弥生時代併行期に日本列島各地で展開した文化の多様性と相互の関係性を読み解くことが現在の課題。主な著書に、『農耕社会の成立』(岩波書店)、『「弥生時代」の発見 弥生町遺跡』(新泉社:以上単著、以下共著)、『図解・日本の人類遺跡』(東京大学出版会)、『シンポジウム弥生時代の考古学』(学生社)、『考古資料大観1 弥生・古墳時代 土器1』(小学館)など。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.