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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-10-06 / その他教養 / 学内講座コード:23220314

世界の「聖地」を旅する【対面】 第二十一の旅 旅の根源をたずねて【対面/世界の文化・歴史/】

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月14日(土)、10月28日(土)、11月11日(土)、11月25日(土)、12月 9日(土)、 1月13日(土)、 1月27日(土)、 2月10日(土)、 2月24日(土)、 3月 9日(土)
講座回数
10回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
30,250円
定員
30
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
聖地――そこは神話や信仰や奇跡と結びついた特別の場所です。とはいえ、戦争や大事故や自然災害などによって、強烈な記憶を人々のなかにとどめている場所もまた、人々の心のなかで聖化され、必然的に「聖地」となってゆきます。人間の「経験」や「記憶」や「願望」が圧縮され、ついに聖性を帯びるにいたった場所、それをも「聖地」とわたしたちは呼ぶことができましょう。
今期は「旅の根源」というものを、現代の「聖地」と「巡礼」とはなにか、と問うことをとおして、もういちどじっくりと考え直してみることにしましょう。
旅の途次、しきりに思案する。根源とはなにか。それはいまだ予感のうちにある。しかして、かつてありしものの回想。けっして経験し得ぬもの、しかして、まぎれもなき故郷。それが根源だ。根源への旅は始まったばかり。

【特記事項】
※本講座は対面型となります。


■申込締切日: 10月6日(金)


■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 10月14日(土) サンティアゴ・デ・コンポステーラ(フランス編)
巡礼路にル・ピュイやコンクといった著名な聖地があります。

第2回 10月28日(土) サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン編)
巡礼路に巡礼の奇跡を伝える有名なサント・ドミンゴ、また巡礼泣かせの険しい峠が行く手にあります。

第3回 11月11日(土) アッシジ(イタリア)
中世キリスト教の歴史を大きく塗り変えた聖人フランチェスコの故郷を慕い歩きます。

第4回 11月25日(土) 〔対談〕戦没画学生慰霊美術館「無言館」(長野)を訪ねて
「生きて帰ってきたら必ずこの絵の続きを描くから…。」そう言い残し、遂に還らなかった青年たちの想いに耳を傾けます。

第5回 12月 9日(土) ニセコ、岩内(北海道)
『カインの末裔』『生まれいずる悩み』をはじめ、作家有島武郎〔1878-1923年〕を作りあげた想像力の根源を辿ります。

第6回 1月13日(土) マノア渓谷(ハワイ・オアフ島)
何度も死んでも生き返る虹の王女。それを助けるフクロウや小鳥。ハワイ先住民の想像力では動物は神の化身。そして人間の肉体は滅びても、魂は生きる。

第7回 1月27日(土) ルルド(フランス)
奇跡の泉として広く知られる近代の聖地。それは一人の少女のたぐいまれな敬虔さが可能にした奇跡でした。

第8回 2月10日(土) ネミ湖(イタリア)
ローマの南にある小さな湖に秘められた古代の伝説が、近代・現代の西欧の歴史に深甚な画期をもたらしました。

第9回 2月24日(土) ライン川(ドイツ編)
ローレライ伝説を不滅の詩に残したハイネにちなむ川の物語です。

第10回 3月 9日(土) ライン川(スイス編)
有島武郎が滞在し、現地女性と終生の友愛を育んだ、ライン川唯一の滝の物語です。

備考

【教材】
配付資料

【参考図書】
(1)立野正裕『紀行 いまだかえらず』彩流社、2020年、3,000円。(※受講生特価として2,000円で販売します。本は講座初回に講師が会場へ持って行きます。)
(2)立野正裕・伊藤龍哉『世界の『聖地』を旅する 第三の旅路』明治大学リバティアカデミーブックレットNo.40、2019年、740円。
・本の購入は、受講するための条件ではありません。より深く学ぶための手引きとして役立てていただければ幸いです。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 立野 正裕
肩書き 明治大学名誉教授
プロフィール 1947年福岡県生まれ。岩手県立遠野高校卒業後、明治大学文学部に入学。同大学文学部教員として英米文学と西洋文化史を研究。「道の精神史」を構想し、ヨーロッパへの旅を重ね続ける。著書に『精神のたたかい――非暴力主義の思想と文学』、『黄金の枝を求めて――ヨーロッパ思索の旅』、『世界文学の扉をひらく』(全十巻、現在第四巻まで刊行中)、『日本文学の扉をひらく』(全十巻、現在第三巻まで刊行中)、『紀行 失われたものの伝説』、『紀行 星の時間を旅して』、『洞窟の反響』、『未完なるものへの情熱』など。
名前 越川 芳明
肩書き 明治大学名誉教授
プロフィール 1952年千葉県生まれ。筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科単位所得退学。専攻は米文学。90年代後半から、米墨国境地帯のボーダー・ピープルの「声」と「歌」を聴くために、精力的にフィールドワークを行う。著書に『トウガラシのちいさな旅 ボーダー文化論』、『ギターを抱いた渡り鳥 チカーノ詩礼賛』、『周縁から生まれる ボーダー文学論』、『カリブ海の黒い神々 キューバ文化論序説』など多数。
名前 伊藤 龍哉
肩書き 文芸評論家
プロフィール 1991年大分県生まれ。明治大学文学部卒業。文芸雑誌『トルソー』同人(編集人、群島の会主宰)。共著「世界の『聖地』を旅する 第一~第四の旅路」(編集・発行 明治大学リバティアカデミー)。主な論文「いかにして『明日』は可能か―大西巨人作『精神の氷点』考察」(『社会評論 179号』)、「創造への出発点―オスカー・ワイルドの身振り」(『文芸研究 第129号』)など。
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