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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-11-08 / 日本史 / 学内講座コード:23220205

日本古代学研究の最前線 ⅩⅨ(秋期)【オンライン】 平安時代の宮廷と貴族社会【Zoom/日本の文化・歴史/】

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー オンライン講座(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
11月 8日(水)、11月15日(水)、11月22日(水)、11月29日(水)、12月 6日(水)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
13,200円
定員
90
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
 秋期講座では、平安時代に的を絞って開講いたします。日本の歴史上、平安時代とはどのような時代であったのでしょうか。平安京への遷都に始まる約400年を一つの時代区分とみなす時代概念で用いられ、また『源氏物語』に代表される「王朝文化」が花開いた時代として理解されることが多々あります。しかし、仮名で書かれた物語文学には描かれなかった「平安時代の宮廷と貴族の世界」は、男性貴族の日記(古記録)や、平安女性の日記、さらに儀式書などの史料を繙くとき、別の様相も浮かび上がってきます。400年におよぶ歴史的展開のなかで、今回は平安時代中期、『源氏物語』が書かれた時代であり、いわゆる摂関政治の全盛期でもあった時期に的を絞って、宮廷と貴族社会を構成する天皇と男性貴族たち、女院・女官・女房たちが取り結ぶ関係を、儀礼や「まつりごと」をみすえながら検討していくことにいたします。

【特記事項】
※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。

※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。

※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。

■申込締切日: 11月 8日(水)


■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 11月 8日(水) 平安時代とはどういう時代だったのか
藤原道長の時代を中心に、儀式や「まつりごと」における道長の立場、同時代の貴族からみた道長像や子孫からみた道長の影響について考えます。

第2回 11月15日(水) 天皇、母后と女院
この時期の婚姻のあり方を切り口に、古記録や文学作品を読み解く上で重要な天皇をとりまくキサキや母について概観します。

第3回 11月22日(水) 平安時代の儀式と音楽―競馬(くらべうま)
貴族たちによる華麗な宮中行事の一例として、端午の節句に行われた競馬についてお話します。

第4回 11月29日(水) 女官と女房―男性官人との比較を通じて
天皇の身辺に仕えた女官とキサキや貴族たちの身辺に仕えた女房の違いについて、男性官人と比較しつつ解説します。

第5回 12月 6日(水) 紫式部と清少納言―宮廷の女房社会
『紫式部日記』『枕草子』などを資料とし、宮廷での女房たちの役割、生活などについてお話します。

備考

【教材】
配付資料
※会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 加藤 友康
肩書き 明治大学客員研究員・元大学院特任教授、東京大学名誉教授
プロフィール 1948年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。東京大学史料編纂所助手・助教授・教授を経て、明治大学特任教授。史料編纂所では『大日本史料』第2編の編纂に従事、平安時代の貴族の日記・古文書を研究。平安時代に関わる主な論考として、『『小右記』と王朝時代』(共編著、吉川弘文館)、『日記・古記録の世界』(共著、思文閣出版)、「平安期の貴族社会と文芸」(『古代学研究所紀要』21)、『日本の時代史 摂関政治と王朝文化』(編著、吉川弘文館)など。
名前 矢越 葉子
肩書き 明治大学研究・知財戦略機構客員研究員
プロフィール 1980年新潟生まれ、東京育ち。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了、博士(人文科学)。専門は日本古代史。『日本古代の文書行政―正倉院文書の形成と復原―』(八木書店2020)、「東大寺所蔵経巻の検討 ―「神護景雲二年御願経」と正倉院文書を手がかりに―」(『正倉院文書研究』15、2017)など多数。
名前 西本 香子
肩書き 駒澤大学非常勤講師
プロフィール これまで明治大学・桐朋学園大学音楽学部などの兼任講師を歴任。
明治大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は『うつほ物語』『源氏物語』をはじめとする平安時代の物語文学。とくに、古代文学における音楽と王権との関係について、礼楽思想で尊ばれた琴(きん)の扱われ方を中心に考察している。著書に『古代日本の王権と音楽―古代祭祀の琴(こと)から源氏物語の琴(きん)へ―』(高志書院 2018年9月)がある。YouTubeで「西本香子の『うつほ物語』講座」を配信中。
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