講座詳細情報
申し込み締切日:2022-06-30 / 日本史 / 学内講座コード:22120233
古代常陸の雄・三昧塚古墳の新発見 明治大学博物館第68回考古学ゼミナール【Zoom/日本の文化・歴史/その他/】
- 開催日
- 7月 8日(金)、 7月15日(金)、 7月22日(金)、 7月29日(金)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,500円
- 定員
- 90
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
1955(昭和30)年に発掘調査された茨城県行方市(旧玉造町)の三昧塚(さんまいづか)古墳は全長87mの前方後円墳で、未盗掘の石棺やその周辺から国内でも他に例のない馬形飾付の金銅製冠など1000点以上にもおよぶおびただしい副葬品が出土しました。茨城県を代表する古墳として知られ、2018(平成30)年には出土した考古資料が国の重要文化財に指定されましたが、それを契機として行われた数十年ぶりの修復の過程で新たな事実が続々と明らかになりました。今回の講座では、明治大学も関わった当時の発掘の様子と冠・垂飾、武器・武具類、埴輪に関する最新の知見を紹介するほか、重要文化財指定への道程や当時の技術で再現した冠の製作工程の様子、そしてそれらに基づいて5世紀後半の関東・日本列島における三昧塚古墳と古代茨城国の位置づけを再検討します。
【特記事項】
※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:6月30日(木)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 7月 8日(金) 古墳は守られた・三昧塚古墳の発掘調査とその実像
全壊を食い止めた1955年の調査の様子と、明らかになった古墳の構造や関東でも屈指の内容の副葬品について最新の研究成果を交えて紹介します。
第2回 7月15日(金) 重要文化財指定への道のり・三昧塚古墳指定の意義と保存修復
数ある県内の古墳の中から、なぜ三昧塚古墳が選ばれたのか。その意義と指定までの膨大な作業、末永く保存するための修復の様子について紹介します。
第3回 7月22日(金) 甦る金色の輝き・三昧塚古墳と5世紀の金銅製品
金銅製冠の復元制作の様子とともに、極めて特異な形状の冠と垂飾について、全国的な視点から再評価します。
第4回 7月29日(金) 茨城郡・行方郡の古墳時代と三昧塚古墳
三昧塚古墳を含め新知見が相次ぐ霞ヶ浦北岸地域の古墳はどのように評価できるのか。関東・列島規模で検討します。
1955(昭和30)年に発掘調査された茨城県行方市(旧玉造町)の三昧塚(さんまいづか)古墳は全長87mの前方後円墳で、未盗掘の石棺やその周辺から国内でも他に例のない馬形飾付の金銅製冠など1000点以上にもおよぶおびただしい副葬品が出土しました。茨城県を代表する古墳として知られ、2018(平成30)年には出土した考古資料が国の重要文化財に指定されましたが、それを契機として行われた数十年ぶりの修復の過程で新たな事実が続々と明らかになりました。今回の講座では、明治大学も関わった当時の発掘の様子と冠・垂飾、武器・武具類、埴輪に関する最新の知見を紹介するほか、重要文化財指定への道程や当時の技術で再現した冠の製作工程の様子、そしてそれらに基づいて5世紀後半の関東・日本列島における三昧塚古墳と古代茨城国の位置づけを再検討します。
【特記事項】
※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:6月30日(木)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 7月 8日(金) 古墳は守られた・三昧塚古墳の発掘調査とその実像
全壊を食い止めた1955年の調査の様子と、明らかになった古墳の構造や関東でも屈指の内容の副葬品について最新の研究成果を交えて紹介します。
第2回 7月15日(金) 重要文化財指定への道のり・三昧塚古墳指定の意義と保存修復
数ある県内の古墳の中から、なぜ三昧塚古墳が選ばれたのか。その意義と指定までの膨大な作業、末永く保存するための修復の様子について紹介します。
第3回 7月22日(金) 甦る金色の輝き・三昧塚古墳と5世紀の金銅製品
金銅製冠の復元制作の様子とともに、極めて特異な形状の冠と垂飾について、全国的な視点から再評価します。
第4回 7月29日(金) 茨城郡・行方郡の古墳時代と三昧塚古墳
三昧塚古墳を含め新知見が相次ぐ霞ヶ浦北岸地域の古墳はどのように評価できるのか。関東・列島規模で検討します。
備考
【講座をお薦めする方】
古墳、考古学、文化財保護や修復などに興味のある方
【教材】
配付資料
※会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
古墳、考古学、文化財保護や修復などに興味のある方
【教材】
配付資料
※会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
講師陣
名前 | 忽那 敬三 |
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肩書き | コーディネーター、明治大学博物館学芸員 |
プロフィール | 1975年静岡生まれ。大阪大学大学院博士課程前期修了。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手を経て現職(考古部門担当)。埋葬に関わる遺物や遺跡から、弥生・古墳時代の家族や祭祀のありかたを復元する研究に取り組む。おもな著作に、『ウィリアム・ガウランドと日本の古墳研究』(2019)、「弥生人のライフプロセス」(『弥生時代の考古学』9,同成社2011)、『王の埴輪―玉里舟塚古墳の埴輪群―』(2010)など。 |
名前 | 小澤 重雄 |
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肩書き | 茨城県立歴史館 首席研究員 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科終了後、茨城県立高等学校教諭として勤務。 1998年(財)茨城県教育財団に異動。龍ケ崎市長峰城跡、桜川市山ノ入古墳群など県内遺跡の調査等に従事。2011年より茨城県立歴史館に勤務。現在首席研究員。専門は古墳時代。茨城県立歴史館では展示業務のほか、舟塚古墳出土埴輪の県指定、三昧塚古墳出土資料の国重要文化財指定に携わる。 主な著書に、『続常陸の古墳群』(共著、明治大学文学部考古学研究室・六一書房2020)など。 |
名前 | 塚本 敏夫 |
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肩書き | 公益財団法人元興寺文化財研究所 総合文化財センター長 |
プロフィール | 茨城大学工学部卒業。株式会社小松製作所で建設機械の設計・開発を経て。1992年から現職。専門は金属器の分析調査・保存修復。文化財科学分野では文化財の3Dデジタルアーカイブ、鉄のC14 年代測定、文化財輸送、復元模造品の研究等を行い、考古学分野では古代の武器・武具や金工技術の研究に従事する。日本文化財科学会の理事や古代武器研究会の代表幹事等を歴任。 主な著作に「金銅・ガラス装飾」(『古墳時代の考古学』5、同成社2012)、『日本仏教はじまりの寺 元興寺』(共著、吉川弘文館2020)など。 |
名前 | 佐々木 憲一 |
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肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 1962年東京生まれ、京都育ち。ハーヴァード大学人類学研究科大学院博士課程修了。2009年より現職。専門は国家形成期の考古学(古墳時代)。主な著書に、『雪野山古墳』(新泉社2004)、『はじめて学ぶ考古学』(共著、有斐閣2011)、『信濃大室積石塚古墳群の研究IV』(共編著、明治大学文学部考古学研究室・六一書房2015)、『霞ケ浦の前方後円墳』(編著、明治大学文学部考古学研究室・六一書房2018)、『続常陸の古墳群』(共編著、明治大学文学部考古学研究室・六一書房2020)など。 |