講座詳細情報
申し込み締切日:2022-04-29 / 文学:日本史 / 学内講座コード:22120216
はじめての風土記 九州風土記の世界―『肥前国風土記』―【Zoom/日本の文化・歴史/文学/】
- 開催日
- 5月13日(金)、 5月27日(金)、 6月10日(金)、 6月24日(金)、 7月 8日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 9,900円
- 定員
- 90
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
風土記は、今から約1300年前に書かれた日本古代の「奇跡の地誌」です。この書は私たちに、あまりにも多くのことを教えてくれています。小さなエピソードから大きなテーマを見つけ出し、それをさらに発展させていく。歴史学や民俗学、神話学の手法によって、古代日本人の生活と心情が鮮やかに蘇ってきます。九州風土記には、景行天皇、神功皇后の活躍が活写されていますが、『日本書紀』『古事記』とも違う世界がそこには描かれています。三書を読み比べることで、これまで見えなかった世界も明らかになってきます。五つの古風土記を丁寧に読み解く、それを目標として講座を進めてきましたが、あと少しで読了です。
【特記事項】
※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:4月29日(金)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 5月13日(金) 『豊後国風土記』〈3〉大分郡・速見郡
豊後国の政治の中心は、風土記の時代も大分にあった。今も国内有数の温泉である別府や由布の温泉が紹介される。
第2回 5月27日(金) 『肥前国風土記』〈1〉総記・基肄郡
「不知火の国」、肥前国益城郡にいた先住民を攻めた時天空から火が飛び来った。この地はこうして「火の国」と呼ばれることになった。
第3回 6月10日(金) 『肥前国風土記』〈2〉三根郡・神崎郡・佐嘉郡
佐嘉川の上流には荒ぶる神がいて、行き来する人の半数を殺してしまう祟り神であった。二人の女性首長が人形と馬形を捧げると静まると教え、祟りが収まった。
第4回 6月24日(金) 『肥前国風土記』〈3〉小城郡・松浦郡
小城郡のヤマトタケルが熊襲を制圧する説話は、『日本書紀』とほぼ同文。九州風土記が『日本書紀』成立直後に編纂された証拠とされる。
第5回 7月 8日(金) 『肥前国風土記』〈4〉杵島郡・藤津郡・彼杵郡
九州風土記には多くの女性の首長が登場する。彼杵郡には景行天皇に与した速来津姫という女王が登場する。九州はやはり卑弥呼の国なのか?
風土記は、今から約1300年前に書かれた日本古代の「奇跡の地誌」です。この書は私たちに、あまりにも多くのことを教えてくれています。小さなエピソードから大きなテーマを見つけ出し、それをさらに発展させていく。歴史学や民俗学、神話学の手法によって、古代日本人の生活と心情が鮮やかに蘇ってきます。九州風土記には、景行天皇、神功皇后の活躍が活写されていますが、『日本書紀』『古事記』とも違う世界がそこには描かれています。三書を読み比べることで、これまで見えなかった世界も明らかになってきます。五つの古風土記を丁寧に読み解く、それを目標として講座を進めてきましたが、あと少しで読了です。
【特記事項】
※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:4月29日(金)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 5月13日(金) 『豊後国風土記』〈3〉大分郡・速見郡
豊後国の政治の中心は、風土記の時代も大分にあった。今も国内有数の温泉である別府や由布の温泉が紹介される。
第2回 5月27日(金) 『肥前国風土記』〈1〉総記・基肄郡
「不知火の国」、肥前国益城郡にいた先住民を攻めた時天空から火が飛び来った。この地はこうして「火の国」と呼ばれることになった。
第3回 6月10日(金) 『肥前国風土記』〈2〉三根郡・神崎郡・佐嘉郡
佐嘉川の上流には荒ぶる神がいて、行き来する人の半数を殺してしまう祟り神であった。二人の女性首長が人形と馬形を捧げると静まると教え、祟りが収まった。
第4回 6月24日(金) 『肥前国風土記』〈3〉小城郡・松浦郡
小城郡のヤマトタケルが熊襲を制圧する説話は、『日本書紀』とほぼ同文。九州風土記が『日本書紀』成立直後に編纂された証拠とされる。
第5回 7月 8日(金) 『肥前国風土記』〈4〉杵島郡・藤津郡・彼杵郡
九州風土記には多くの女性の首長が登場する。彼杵郡には景行天皇に与した速来津姫という女王が登場する。九州はやはり卑弥呼の国なのか?
備考
【教材】
・配付資料
※会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
・テキスト情報(著者 『書籍名』 (出版社,発刊年) 価格(税込))
参考図書として新編日本古典文学全集『風土記』(小学館、1997年)5.123円
※購入は任意です。
・配付資料
※会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
・テキスト情報(著者 『書籍名』 (出版社,発刊年) 価格(税込))
参考図書として新編日本古典文学全集『風土記』(小学館、1997年)5.123円
※購入は任意です。
講師陣
名前 | 水谷 類 |
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肩書き | 元明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 日本宗教史・文化史、および民俗学専攻。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。著書:『廟墓ラントウと現世浄土の思想』、『墓前祭祀と聖所のトポロジー』(雄山閣、2009年)、『中世の神社と祭り』(岩田書院、2010年刊)、『墓制・墓標研究の再構築―歴史・考古・民俗学の現場から―』(岩田書院、2010年刊)、『村落・宮座研究の継承と展開』(岩田書院、2011刊)、『オビシャ文書の世界―関東の村の祭りと記録』(岩田書院、2018年)。一宮制、神社と祭り、民間芸能者、遊行の宗教者などを研究対象としながら、日本人の精神世界の形成について考えています。 |