講座詳細情報
申し込み締切日:2021-11-09 / 日本史 / 学内講座コード:21220221
日本古代学研究の最前線XVII 史・資料が語る古代学をひらく III
- 開催日
- 11月17日(水)、11月24日(水)、12月 1日(水)、12月 8日(水)、12月15日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 9,900円
- 定員
- 90
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座趣旨】
「古代学研究」のシリーズは、昨年度は開催できませんでしたが、今年度は前期に続く後期を迎えます。通算では、17年目となります。「歴史学」「考古学」と「文学」を包みこみ、それぞれ越境が可能な「日本古代学」を志しています。最近は、「こと」「もの」「ひと」の史料・資料群から、新たな古代学をひらくことに努めています。「ひらく」とは、「開く・拓く・啓く」の意味ですが、学術的水準を保ちながら、新しい古代像を創りたいと思います。後期は歴史学を中心に文学・考古学から新たな古代の実像に迫っていきます。少しでも、史・資料のおもしろさを説いていきます。
【特記事項】
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:11月9日(火)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 11月17日(水) 正倉院文書と敦煌文書
正倉院と敦煌に残る写経関係の帳簿と経巻をもとに、古代の写経のあり方を考えます。
第2回 11月24日(水) 『続日本紀』が採録しなかった光仁天皇即位の事情
光仁天皇の即位をめぐる事情は『日本紀略』に記される一方で『続日本紀』には記されていない。これを切り口に正史の編纂について考えます。
第3回 12月 1日(水) 平安貴族の日記から見た「承平・天慶の乱」
坂東と瀬戸内海でほぼ同時に起こった二つの乱を都の貴族がどう見ていたのか、彼らの日記から考えます。
第4回 12月 8日(水) 『記・紀』『風土記』『万葉集』における琴
上代文学における琴の用例を検討し、琴と王権の関わりについて考察します。
第5回 12月15日(水) 平安京に住む人々と都市問題
多くの人々が集住する都市平安京を疫病や災害の視点から考えます。
「古代学研究」のシリーズは、昨年度は開催できませんでしたが、今年度は前期に続く後期を迎えます。通算では、17年目となります。「歴史学」「考古学」と「文学」を包みこみ、それぞれ越境が可能な「日本古代学」を志しています。最近は、「こと」「もの」「ひと」の史料・資料群から、新たな古代学をひらくことに努めています。「ひらく」とは、「開く・拓く・啓く」の意味ですが、学術的水準を保ちながら、新しい古代像を創りたいと思います。後期は歴史学を中心に文学・考古学から新たな古代の実像に迫っていきます。少しでも、史・資料のおもしろさを説いていきます。
【特記事項】
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:11月9日(火)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 11月17日(水) 正倉院文書と敦煌文書
正倉院と敦煌に残る写経関係の帳簿と経巻をもとに、古代の写経のあり方を考えます。
第2回 11月24日(水) 『続日本紀』が採録しなかった光仁天皇即位の事情
光仁天皇の即位をめぐる事情は『日本紀略』に記される一方で『続日本紀』には記されていない。これを切り口に正史の編纂について考えます。
第3回 12月 1日(水) 平安貴族の日記から見た「承平・天慶の乱」
坂東と瀬戸内海でほぼ同時に起こった二つの乱を都の貴族がどう見ていたのか、彼らの日記から考えます。
第4回 12月 8日(水) 『記・紀』『風土記』『万葉集』における琴
上代文学における琴の用例を検討し、琴と王権の関わりについて考察します。
第5回 12月15日(水) 平安京に住む人々と都市問題
多くの人々が集住する都市平安京を疫病や災害の視点から考えます。
備考
【講座をお薦めする方】
古代史・古代文学など古代に関心がある方。
【教材】
配付資料
※会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
古代史・古代文学など古代に関心がある方。
【教材】
配付資料
※会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
講師陣
名前 | 矢越 葉子 |
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肩書き | 明治大学研究・知財戦略機構研究推進員 |
プロフィール | 1980年新潟生まれ、東京育ち。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了、博士(人文科学)。専門は日本古代史。『日本古代の文書行政―正倉院文書の形成と復原―』(八木書店2020)、「東大寺所蔵経巻の検討 ―「神護景雲二年御願経」と正倉院文書を手がかりに―」(『正倉院文書研究』15、2017)など多数。 |
名前 | 加藤 友康 |
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肩書き | 東京大学名誉教授 |
プロフィール | 1948年東京都生まれ。東京大学文学部卒。同大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻は日本古代史。東京大学史料編纂所において『大日本史料』の編纂と正倉院文書の調査研究に従事。編著『古代文書論―正倉院文書と木簡・漆紙文書』(東京大学出版会)、『日本の時代史 6』(吉川弘文館)他多数。 |
名前 | 西本 香子 |
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肩書き | 明治大学兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専門は『うつほ物語』『源氏物語』をはじめとする平安時代の物語文学。とくに、古代文学における音楽と王権との関係について、礼楽思想で尊ばれた琴(きん)の扱われ方を中心に考察している。著書に『古代日本の王権と音楽―古代祭祀の琴(こと)から源氏物語の琴(きん)へ―』(高志書院 2018年9月)がある。 |
名前 | 黒済 玉恵 |
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肩書き | 東村山市遺跡調査会副主任 |
プロフィール | 東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。東京都北区・東村山市等で埋蔵文化財調査に従事。『東村山市史資料編(考古)』(共著、2001)、『狭山丘陵における遺跡の動向と東の上遺跡』(『埼玉考古』43、2008) |
名前 | 吉村 武彦 |
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肩書き | 明治大学名誉教授 |
プロフィール | 1945年朝鮮生まれ。京都・大阪育ち。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専攻は、日本古代史。主な著書に、『日本古代の社会と国家』(岩波書店)、『新版 古代天皇の誕生』(角川ソフィア文庫)、『聖徳太子』(岩波新書)、『ヤマト王権』(岩波新書)、『女帝の古代日本』(岩波書店)、『蘇我氏の古代』『大化改新を考える』(岩波新書)他多数。 |