大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座趣旨】
映画は「風景の記憶装置」です。失われた昭和の風景が、画面のなかで登場人物と共に息づいています。本講座では、数多くの映画を通して、昭和の街と風景の変遷をたどります。第1回・第4回・第6回では、2019年度の春期講座の続編として、北海道・東北、鎌倉・京都、四国・九州・沖縄を取り上げます。第2回では浅草に加えて、木場や錦糸町など、隅田川以東の東京下町を初めて取り上げます。第3回では、高峰秀子主演映画の舞台を訪ねます。第5回では、戦前の「特急三百哩」から昭和50年の「新幹線大爆破」まで、昭和の「鉄道映画」の系譜をたどります。紹介する主な作品は下記の通りです。

【特記事項】
■対面での講座実施については講座開始月の約一か月前の状況をもとに受付開始の判断を行います。
状況次第では開講を見送る場合やオンライン講座に変更となる場合もございますのでご了承ください。
申込開始5月上旬

【講義概要】
第1回 6月 3日(木) 映画のなかの北海道・東北
乳房よ永遠なれ、夕陽の丘、駅 STATION、赤い殺意、乱れ雲、おもひでぽろぽろ、ほか

第2回 6月10日(木) 映画のなかの東京下町
綴方教室、稲妻、洲崎パラダイス、東京さのさ娘、下町の太陽、見上げてごらん夜の星を、ほか

第3回 6月17日(木) 高峰秀子の昭和
馬、花つみ日記、二十四の瞳、遠い雲、乱れる、ぶらりぶらぶら物語、ほか

第4回 7月 1日(木) 映画のなかの鎌倉・京都
祇園の姉妹、千羽鶴、山の音、夜の河、舞妓はん、古都、ツィゴイネルワイゼン、早春物語、ほか

第5回 7月 8日(木) 鉄道映画の世界
特急三百哩、天国と地獄、大いなる旅路、特急にっぽん、喜劇 急行列車、新幹線大爆破、ほか

第6回 7月15日(木) 映画のなかの四国・九州・沖縄
陸軍、白い壁画、長崎の鐘、空の大怪獣ラドン、張込み、南国土佐を後にして、旅の重さ、ほか

【教材】
配付資料

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	中村 実男
肩書き	元明治大学商学部教授
プロフィール	1947年埼玉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。早稲田大学大学院修士課程修了。東京農業大学教授を経て、2004年から2018年まで明治大学教授。専門は都市交通論、都市交通史、都市史。著書に、『高齢者の住まいと交通』(日本評論社、共著)、『現代交通論』(税務経理協会、共著)、『交通と福祉??欧米諸国の経験から』(文真堂、共著)、『現代の交通?環境・福祉・市場』(税務経理協会、共編著)、『都市交通の世界史』(悠書館、共著)、『映画のなかの御茶ノ水』(明治大学出版会)、『昭和浅草映画地図』(同上)。