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講座詳細情報

申し込み締切日:2021-04-30 / その他教養 / 学内講座コード:21120035

【リアルタイム】神社と祭りの日本精神史

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー オンライン講座(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
5月8日(土)、5月22日(土)、5日(土)、6月19日(土)、7月 3日(土)、7月17日(土)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
13,200円
定員
120
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
日本列島に展開してきた神社、それはアジアでは特殊な宗教的な施設であり、制度であった。そもそも神社という地域の信仰・宗教の拠点が、大和王権、律令政府、そして官社として中央の権力に統制されること自体、他の国々、民族では見られないきわめて特殊なことであった。日本では、『延喜式』神名帳で知られるように、古代の官社制度でそれが常態化した時代があった。一方、人びとは地域や氏族に密接な神を信仰していたと推測されるが、そうした記録はほとんど残っていない。多くの神社には史料的に、古代から中世まで数世紀の空白期間があり、この断絶は、神社の歴史を考察するものにとって致命的である。しかしそれでも、神社にまつわる断片的な素材を拾い集め、途切れ途切れでも神社と神がみの信仰を明らかにしていきたい。毎回、特徴のある神社を一社採り上げる。可能な限り祭りの映像などを供したい。

【特記事項】
※本講座はオンライン受講のみとなります。

※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。

※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。

■申込締切日:4月30日(金)

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

【講義概要】
第1回 5月 8日(土) 出羽三山-東北最大の修験霊場
修験道が神社や寺院に比肩する宗教的基盤を完成させたのは鎌倉期中ごろとされる。東北地方で着々と力を蓄え、本山でもある熊野三山に勝るとも劣らないほどの勢力を獲得したのが出羽三山。しかしその歴史は今も霞の中にある。

第2回 5月22日(土) 若狭彦・姫神社-若狭国一宮・二宮
毎年三月、奈良東大寺二月堂で行われるお水取り行事は、千年以上続く国内屈指の仏教行事。しかしその行事の核心となる「水」は若狭の彦・姫神の川からもたらされるという。若狭と大和に通底する神話世界を探る。

第3回 6月 5日(土) 北野天満宮-御霊信仰の雄・菅原道真
北野天満宮は菅原道真を祭神とする日本でもっとも有名な人神祭祀の神社。しかしそもそも北野天満宮は江戸末期まで北野菅神廟と呼ばれ、通常の神社としては信仰されていなった。日本的な人神祭祀と御霊信仰に迫る。

第4回 6月19日(土) 伏見稲荷大社-古代秦氏の神から稲荷神へ
『山城国風土記』に載せる稲荷神社の創祀伝承は、渡来系氏族の秦氏が持ち伝えたもの。日本列島各地にその進んだ技術と人的ネットワークを展開した秦氏だが、やがて稲荷信仰は日本人にもっとも浸透したカミ信仰となった。

第5回 7月 3日(土) 八坂神社-神か厄神か 展開する祇園祭
江戸時代に日本中に広がった都市の祭礼は、その多くが京都の祇園祭礼を真似たとされる。しかし祇園祭自身も時代とともに多くの変遷を余儀なくされた。そもそも祇園感神院は御霊信仰を基盤とした寺院。都市の発展とともに拡大する御霊追却の信仰を考える。

第6回 7月17日(土) 厳島神社-安芸国一宮 航海の神と死者の山
世界文化遺産として世界中に知られることになった厳島神社。平家の氏神、航海の神として古くから信仰されてきた。厳島神社の遊女(内侍)の芸能が有名。それを彷彿させる口之島の映像とともに。

備考

【教材】
配付資料
会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 水谷 類
肩書き 元明治大学文学部兼任講師
プロフィール 日本宗教史・文化史、および民俗学専攻。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。著書:『廟墓ラントウと現世浄土の思想』、『墓前祭祀と聖所のトポロジー』(雄山閣、2009年)、『中世の神社と祭り』(岩田書院、2010年刊)、『墓制・墓標研究の再構築―歴史・考古・民俗学の現場から―』(岩田書院、2010年刊)、『村落・宮座研究の継承と展開』(岩田書院、2011刊)、『オビシャ文書の世界―関東の村の祭りと記録』(岩田書院、2018年)。一宮制、神社と祭り、民間芸能者、遊行の宗教者などを研究対象としながら、日本人の精神世界の形成について考えています。

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