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講座詳細情報

申し込み締切日:2020-04-08 / 日本史 / 学内講座コード:20120055

隋唐帝国の社会と文化 ―中国の歴史16―

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月16日(木)、5月 7日(木)、5月21日(木)、6月 4日(木)、6月18日(木)、7月 2日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
14,850円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
中国悠久の歴史のなかで、ひときわ高くそびえるのが隋唐時代300年(581-907年)です。当時世界に比肩する国はなく、日本は、この巨大な王朝と向き合い、多くの文化を受け入れ、国の基を固めました。この時代、この国はどのようにして生まれ、中国史や東アジア史の上に如何なる位置を占めたでしょうか。本講座では、時に前後の時代や周辺地域にも踏み出し、隋唐国家の特質やその魅力などに迫ります。講義では図像や史料、時には新発見の資料や歴史の裏側のエピソードなどを交えながら進めます。
今期は、唐代前半の太宗から高宗・則天武后におよぶ時期(7世紀)の根幹にかかわる諸問題を取り上げ、隋唐時代史の新たな理解につなげます。

【特記事項】
※お知らせ※
2020年度春期リバティアカデミー講座について,予定どおり募集を受け付けますが,新型コロナウイルス等感染症の状況により,今後,縮小・延期・中止等の判断を行う可能性があります。
リバティアカデミーから発信される情報をこまめに確認するようお願いします。(2020年2月27日)


唐の太宗図(唐・閻立本画)

【講義概要】
第1回 4月16日(木) 唐太宗「貞観の治」の光と影
後代に評価される太宗の治世に焦点をあて、「貞観の治」の政治の実相を玄武門の変から解き越こす。

第2回 5月 7日(木) 唐令の構造と歴史背景
太宗時代に整った律令体制、それを支えた法令=令の構成と中身を概観し、体制の構造を理解する。

第3回 5月21日(木) 「史館」の成立――正史はどう編纂されたか
太宗は史書の編纂を重視し、体制を整えた。その中心に立つ史館と史官の構造を考える。

第4回 6月 4日(木) 太宗後の後継争いと高宗の即位――則天武后登場の裏側
太宗は長子相続を求めながら失敗し、則天武后の登場に道を開いた。その代替わりの実態を明らかにする。

第5回 6月18日(木) 唐代前期の門閥問題:氏族志と姓氏録をめぐって
太宗と則天武后は拠って立つ家格を上げるために、氏族志と姓氏録を編纂させた。その意味を問い直す。

第6回 7月 2日(木) 武后の奉先寺大仏と龍門石窟
武后が彫らせた奉先寺大仏に焦点をあて、北魏以来の龍門石窟の歴史の中に位置づける。

備考

【教材】
配付資料
参考文献:氣賀澤保規著『中国の歴史6 絢爛たる世界帝国 隋唐帝国』(講談社、2005年)

講師陣

名前 氣賀澤 保規
肩書き 元明治大学文学部教授 明治大学東アジア石刻文物研究所所長 東洋文庫研究員 博士(文学)
プロフィール 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より2014年3月明治大学文学部教授。専門は中国中世の政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(講談社学術文庫)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)、『中国中世仏教石刻の研究』(勉誠出版)、『中国仏教社会の基層構造の研究』、『雲南の歴史と文化とその風土』(明大人文研叢書)、『新編唐代墓誌所在総合目録』など。
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