講座詳細情報
申し込み締切日:2020-04-15 / 日本史 / 学内講座コード:20120054
「文化」からみる中国史4 中国王朝体制を築いた秦・前漢時代
- 開催日
- 4月23日(木)、5月 7日(木)、5月28日(木)、6月11日(木)、6月25日(木)、7月 9日(木)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 14,850円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座趣旨】
中国は現在、歴史上かつてないレベルで急激に膨張、肥大化を続けています。この国はいったいどう変わっていくか。この現実を見極めるために、改めて中国史を見直し、本質を理解することが求められています。そうした問題意識のもと、本講座では従来とはちがう、「文化」という視座から中国史に踏みこみます。本講座でいう「文化」とは文学や芸術などに限定されない、人類が歴史上にのこした「営みや足跡」すべてを「文化的所産」とみなす立場です。ここから縦横に広がる中国史に筋道をつけ、その本質に迫ります。
今期は、中国史上最初の統一国家を生み出した秦から前漢に焦点をあて(前3世紀後半から紀元前後)、集権国家体制の成り立ちと思想・文化の特質を考えます。日本ではちょうど弥生時代に入った頃、まだ国家の萌芽もみえない時期に当たります。
【特記事項】
※お知らせ※
2020年度春期リバティアカデミー講座について,予定どおり募集を受け付けますが,新型コロナウイルス等感染症の状況により,今後,縮小・延期・中止等の判断を行う可能性があります。
リバティアカデミーから発信される情報をこまめに確認するようお願いします。(2020年2月27日)
漢代の大学講義風景(漢画像石より)
【講義概要】
第1回 4月23日(木) 秦の始皇帝と「キングダム」の世界
始皇帝による統一、封禅に至る流れを、近年話題の「キングダム」の舞台とも重ねて明らかにする。
第2回 5月 7日(木) 項羽と劉邦:楚漢の戦いの文化史的意味
漢の劉邦集団の成立から楚漢の戦いにおよぶ展開と意味を明らかにする。
第3回 5月28日(木) 漢の儒教一尊政策と董仲舒
前漢の大儒董仲舒(とうちゅうじょ)が担った儒教政策を取り上げ、「五経」の定着を考察する。
第4回 6月11日(木) 司馬遷『史記』の世界:天道は是か非か
『史記』は最初の世界史で、紀伝体による最初の正史。男を失った司馬遷は何を問い続けたか。
第5回 6月25日(木) 目録学の成立と劉向(りゅうきょう)父子
前漢の劉向・劉歆父子は、学問の体系化=目録学を提起した。その中身と後世への影響を論ずる。
第6回 7月 9日(木) 王莽(おうもう)の旧制復古の諸政策と再評価問題
前漢を奪い新を興した王莽には近年再評価が進む。その軌跡や諸政策の歴史的意味を考える。
中国は現在、歴史上かつてないレベルで急激に膨張、肥大化を続けています。この国はいったいどう変わっていくか。この現実を見極めるために、改めて中国史を見直し、本質を理解することが求められています。そうした問題意識のもと、本講座では従来とはちがう、「文化」という視座から中国史に踏みこみます。本講座でいう「文化」とは文学や芸術などに限定されない、人類が歴史上にのこした「営みや足跡」すべてを「文化的所産」とみなす立場です。ここから縦横に広がる中国史に筋道をつけ、その本質に迫ります。
今期は、中国史上最初の統一国家を生み出した秦から前漢に焦点をあて(前3世紀後半から紀元前後)、集権国家体制の成り立ちと思想・文化の特質を考えます。日本ではちょうど弥生時代に入った頃、まだ国家の萌芽もみえない時期に当たります。
【特記事項】
※お知らせ※
2020年度春期リバティアカデミー講座について,予定どおり募集を受け付けますが,新型コロナウイルス等感染症の状況により,今後,縮小・延期・中止等の判断を行う可能性があります。
リバティアカデミーから発信される情報をこまめに確認するようお願いします。(2020年2月27日)
漢代の大学講義風景(漢画像石より)
【講義概要】
第1回 4月23日(木) 秦の始皇帝と「キングダム」の世界
始皇帝による統一、封禅に至る流れを、近年話題の「キングダム」の舞台とも重ねて明らかにする。
第2回 5月 7日(木) 項羽と劉邦:楚漢の戦いの文化史的意味
漢の劉邦集団の成立から楚漢の戦いにおよぶ展開と意味を明らかにする。
第3回 5月28日(木) 漢の儒教一尊政策と董仲舒
前漢の大儒董仲舒(とうちゅうじょ)が担った儒教政策を取り上げ、「五経」の定着を考察する。
第4回 6月11日(木) 司馬遷『史記』の世界:天道は是か非か
『史記』は最初の世界史で、紀伝体による最初の正史。男を失った司馬遷は何を問い続けたか。
第5回 6月25日(木) 目録学の成立と劉向(りゅうきょう)父子
前漢の劉向・劉歆父子は、学問の体系化=目録学を提起した。その中身と後世への影響を論ずる。
第6回 7月 9日(木) 王莽(おうもう)の旧制復古の諸政策と再評価問題
前漢を奪い新を興した王莽には近年再評価が進む。その軌跡や諸政策の歴史的意味を考える。
備考
【教材】
・配付資料
・授業中に参考文献を紹介
・配付資料
・授業中に参考文献を紹介
講師陣
名前 | 氣賀澤 保規 |
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肩書き | 元明治大学文学部教授 明治大学東アジア石刻文物研究所所長 東洋文庫研究員 博士(文学) |
プロフィール | 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了。1995年より2014年3月明治大学文学部教授。専門は中国中世の政治社会文化史。主著に『府兵制の研究』(同朋舎、明治大学学術奨励賞受賞)、『則天武后』(講談社学術文庫)、『中国の歴史12、絢爛たる世界帝国 隋唐時代』(講談社)、『遣隋使がみた風景』(八木書店)、『中国中世仏教石刻の研究』(勉誠出版)、『中国仏教社会の基層構造の研究』、『雲南の歴史と文化とその風土』(明大人文研叢書)、『新編唐代墓誌所在総合目録』など。 |